こんにちは。実況の立野純です。
今節が始まる前の週、 仕事でグリーンドーム前橋へ行ってきました。
前橋の実況は、実に12年ぶり。そのときは実況デビューの年で、代打として行きました。その後、 旅打ちで2回行きました。前回行ったのは、3年ほど前のFⅡ戦だったと思います(私の旅打ちは、FⅡがメインで、FⅡがなければFⅠ)。
ドームの横にある前橋公園の桜。
四日市と比べたら、まだまだ色づいていましたよ。
来月には全プロ記念が行われます。もちろん、四日市競輪場でも場外発売を実施!
場内のお気に入りは『鳥めし』。
ご飯が見えないくらい、鳥肉がぎっしり!
今回は、ミッドナイト競輪の仕事へ。時間はこんな感じ。 最終レースの発走は23:17。「普段ですか?寝てますね」という選手も結構いました(笑)。
今開催には、四日市をホームバンクとする、 若松孝之選手(96期・A2)が出走。
前検日には、こんな話をしてくれました。
「最近、初日がどうもよくないですね…。中間の練習は、普段通りにできました。練習仲間には、 浅井先輩や柴崎兄弟がいますが、先輩からは『何で勝てへんねや?』と言われています(苦笑)」
「自分の持ち味は、ダッシュを活かしたカマシですが、 練習では地脚だと思っています(笑)。前橋は初めてですが、ドームは風もないので、走りやすいイメージがあります。夜は、 遅い方なので大丈夫。決勝に勝ち上がれるよう、頑張ります!」
2日間の成績は、4・1着。
予選は4着でしたが、6番手から捲ったときは「あっ!捲り切ったかな!?」 と思わせるスピード。解説の記者さんからも「行ったかなと思いましたけどね」という話も出ていました。
2日目は、初日のうっ憤晴らしと言わんばかりのカマシ先行。そのまま逃げ切って、 夜10時前に1着!全国のファンにアピールしました!今後、ますますの活躍にご期待ください。
さて、四日市競輪は、新年度2節目。4月24日(火)~26日(木) の日程で、『中京スポーツ杯』(FⅡ)が行われました。四日市でのFⅡ戦は、 1か月半ぶり。今開催は、若手はもちろん、ベテラン勢の活躍も目立った3日間でしたよ。
今回は、都合により前検日に検車場へ行けなかったため、 ここでは目に止まった選手をリポートさせていただきます。
まずは、善利裕生選手(滋賀・82期)です。
決まり手は『逃:3 捲:5 差:0 ク:0 BK:7』。 型にハマったときのカマシ、捲りは正に痛烈。近況は80点台半ばにとどまっていますが、 S級で勝ち負けしてもおかしくない力を秘めています。
今期予選の成績を見ると、3月松阪で1着(バック7番手からの捲り)を取っていますが、その後は8・ 3・5・4着。「調子は悪くないけど、成績がよくない」というコメントも出ていましたが、本来の実力からすると、今一歩の印象。
今シリーズ予選は、10レース。いわゆる、“予選のメイン”に組まれました。相手は、 優勝候補の猪俣康一選手(愛知・99期)。
(猪俣康一選手)
その10レース予選。善利選手は前を取り、ジャン過ぎからそのまま先行!一方の猪俣選手は、 中団で別線にフタをされながらも、ホームから巻き返しに。両選手の援軍は離れ、1コーナー過ぎからは善利選手と猪俣選手の長いモガキ合いに! 最終的には猪俣選手が捲り切って1着とはなりましたが、善利選手の気配の良さも目を引きました。
このレースについて、最終日終了後、善利選手に話を伺うことができました。
「仕上がりが良かっただけに、悔しいですね。 あんなに後ろが離れているとは、全然分かりませんでした。後ろに入れば…(2着はあった)。バックミラーを付けておけばよかったですね(笑) 」
2日目以降は敗者戦回りとなりましたが、2日目選抜戦では、人気を分け合った房州輝也選手(福島・ 91期)を11秒5で、正にひと捲りの1着!3日目特選は、またしても猪俣選手との対戦。 捲られはしましたが、2コーナーで新村真選手(岡山・87期)を捲り切って、そのまま2着に粘り込む好内容。
「久々に3日間、いい感じで走れました」
競輪場を後にするとき、こう話していました。
年齢的には中堅とも言える善利選手ですが、若手を跳ね返すパンチ力は健在!特選スタート、 さらにS級復帰へ向けて、奮起を期待したい一車です。
そして、熊本からこの2選手を。
写真は、初日終了後に、記者さんからの取材を受けている佐方良行選手(熊本・ 97期)。写真右は、中山敬太郎選手(熊本・100期)。 両選手ともに、四日市は今回が初出走です。
写真左の佐方選手は、 97期最速で2班特進を決めたパワーレーサー。
おととし4月に2班特進後、1・2班戦3場所目の大垣で早くも優勝。が、 一方で落車によるケガで出世が遅れた面もありました。1・2班戦に上がった直後の地元戦では落車して骨折。9月豊橋でも落車して、 その年を棒に振ることに。順調ならば、今頃S級を走っていたことでしょう。
昨年は優勝3回決めて、今期にようやく1班昇班。今期3節目の和歌山から、 初日特選スタートに定着しています。
決まり手は『逃:5 捲:4 差:0 ク:0 BK:11』。 脚質については、「地脚:ダッシュ=8:2くらいですかね」という地脚系。先行主体ですが、 捲りに回っても強さを発揮している印象。「今は、上(S級)を意識して走っています」と、力を出し切る競走を続けています。
今シリーズは、初日特選、準決勝ともに押さえ先行で1着、2着。3分戦となった決勝では、 ライン2車でも果敢に攻めて、辻中国宏選手(東京・98期)を早めに叩き切りました。
身長は168センチと、競輪選手の中では小柄な部類かもしれませんが、レースっぷりからか、 数字以上に大きく見えます。元警察官という経歴も持っている佐方選手。が、 そうとは思えないユニークさも備えています。早くS級戦で、全国区の活躍を見せてほしいですね。
一方、写真右の中山選手は、183センチ、 96キロの大柄レーサー。検車場でも、よく目立ちます!
決まり手は『逃:9 捲:11 差:0 ク:0 BK:11』。 先行と捲りが半々ずつ付いていますが、まさにそんな感じの走り。
「地脚です。レースでは、 行けるタイミングのときに仕掛けるようにしています。基本は先行ですが、無理にこだわってはいません」
成績を見ると、1着ラッシュ。この四日市に入るまでは、すでに9回優勝しています。 「なぜ特進してないの?」と思われる成績ですが、本人曰く、「決勝になると2着が多い。脚がないです…」と。 全然脚がないようには見えないですけどね。
今シリーズは、そんな言葉を打ち消すような完全V!予選はカマシ先行。 準決勝は11秒3の豪快な捲り!決勝も、5番手からの力強い捲りを決めて、別戦をねじ伏せました!
これで、2場所続けて完全V。6月西武園の、 レインボーカップファイナルへの出走も決まっていますが、その前に2班特進を!そんな期待が高まります。
さて、次節のナイターは1か月先。5月24日 (木)が初日のFⅡ戦。ナイター観戦にはもってこいの季節に入っていることでしょう。ぜひ本場で、 生のレースをお楽しみください!