こんにちは。実況の立野純です。
記念開催まで、あと1か月を切りました。遠方の方で「よし、 この機会に四日市に行ってみよう」という方もいらっしゃるのでは?
電車でお越しの方。近鉄、JR四日市駅からは無料バスが出ていますので、 ぜひともご利用いただきたいのですが、ここでは別のアクセスをご紹介しましょう。
それは『レンタサイクル』です!(ただし、 日祝、その他一部の特定日は休みです。詳しくは『四日市 レンタサイクル』で検索してみてください)
写真の場所は、近鉄四日市駅の名古屋寄り改札を出て、下って左手にあるマクドナルドの近くです (JRにもあります)。1日120円(電動は240円)は、 はっきり言って安いですね!
では、近鉄四日市駅前をスタート地点として、 競輪場へ行ってみましょう!
まずは、近鉄高架をくぐって商店街を直進。片側2車線の大きい道路が見えたら、 これが国道1号線。ここを左折して、しばらく1号線を走ってください。
三滝川を渡って…、
右手にレンガ色の百五銀行が見えてきたら、その交差点を右折。
しばらく行くと、JRの踏切があります。ここも直進。
踏切を超えて1つ目の信号が、国道23号線。ここも直進。
信号を渡ったら、すぐ左折。
『かすみがうらぱーくぶりっじ』を渡ります。
ちなみに、橋からの眺めはこんな感じです。
車止めのチェーンが掛けられていますが、自転車は通行OK。端を通って直進し、すぐ左へ。少しの間、 緑の中を走ります。
しばらく行けば、右手に野球場が見えてきます。 その奥に見えるのは四日市ドーム。
四日市ドーム前まで直進すると、見えてきました、 左手に競輪場が!
お疲れさまでした。到着です♪
これでだいたい25分くらいでしょうかね。もちろん、ここに書いたのは一例で、 方向さえ間違わなければ、他の道はいくらでもあります。天気がよければ、エコな自転車でご来場されてみては?気持ちもいいし、 いろいろ足も伸ばせますよ。
さて、すっかり秋本番のシーズンに入ってのナイター開催、『三交パルック杯』 (FⅡ)が、10月13日(木)~15日(土)の日程で行われました。
ここでは、今節出走した選手の中から、何人かをピックアップしてご紹介しましょう。
まずは、杉本正隆選手(茨城・96期)です。
昨年後期に2班に上がり、今期1・2班3期目に突入と同時に1班昇班。先月からは、 特選スタートに定着するようになってきましたが、前々回の福井では、 嬉しい1・2班戦初優勝を飾っていました!
「やっと1本獲れました!やっとですね」
が、続く青森は「6・6・3」着で終わってしまい…。
「青森は最悪でしたね。重かったです。でも、今回はしっかり調整してきたので、 青森のようなことはないと思います」
と、明るい表情でした。
四日市は今回は初登場。レーススタイルについて聞いてみました。
「レースでは、流れの中で先行もするし、捲りも出します。 番手ですか?最悪、内に詰まったりしたらありますけど、基本は自力です」
ただ、決まり手を見ると、結構バラエティーに富んでいて、器用さも伺えます。 その決まり手は『逃:1 捲:4 差:5 ク:1 BK:5』。が、本人は、 この決まり手は不満のようです。
「逃げと捲りを、半々くらいにしたいですね。差しですか? 差しは要らないです!」
自在ではなく、あくまで自力-そういう印象を受けました。
今節は、初日特選ではジャンからの押さえ先行策!準決勝は中団からの捲り追い込みで決勝進出。 前回青森の修正を果たしました。が、決勝は6番手の展開になって、最後は追い込んできましたが3着。レース後は、 内容面でも反省していました。
ただ、順調に来ていることは確か。「そろそろ上を狙っていきたいですね」。これからも、 S級を目指す戦いは続きます。
続いて、同じく関東から。今度はチャレンジ戦より、桜井宏樹選手(東京・98期) です。
昨年7月にデビューしてからしばらくは、なかなか決勝には届かない成績が続いていましたが、 今年に入ってからは少しずつ決勝進出も見られるように。前々回川崎ナイターの準決勝では、好位置からの捲り。 捲り切るには至らなかったものの、地脚タイプらしく最後まで粘り強く踏みきっての3着で、今期3回目の決勝に勝ち上がっていました。
四日市は、今回が初出走です。
決まり手は『逃:3 捲:0 BK:11』。 捲りは付いていませんでしたが…、
「捲りの決まり手が消えてしまっているけど、 あった方がいいですね」
「脚質は地脚。レースでは、 前々にいることを心がけています。捲りが消えてしまっているけど、徹底先行という訳ではありません。 自力で柔軟に行きたいですね」
桜井選手は2世レーサーで、 お父さんは引退された勝さん(44期)です。
「父は、あまり口出ししないようにしているみたいです。多分、言いたくて仕方ないんでしょうけどね (苦笑)」
今回、前検日には、こんな“泣き”のコメントも…。
「僕、400バンクにあまりいいイメージがないんですよ(苦笑)」
ん~、日本の競輪場の大半は400バンクなので、何とかこのイメージは払拭してもらわないと…。
ただ、その言葉とは裏腹に、 今節は活発な動きを披露していました!
残念ながら予選敗退とはなってしまいましたが、その予選は先行争いになってのもの。 2日目以降の敗者戦では、7番手一気の捲り(1着)→ジャン前突っ張り先行(2着)と、星をまとめました。
「練習は、松戸の若い人たちと一緒にやっています。街道6割、バンク4割くらいですね」
まずは初優勝を目指して、頑張ってほしいですね。
ではこの後は、これから上を目指す中近の選手を3人。
まずは、泉利和選手(大阪・98期)。
泉選手は、今年デビューの98回生。デビューこそ半年遅れとなりましたが、 その後の活躍は目覚ましいもの!優勝は7回。準決勝敗退は1度もなし。予選、準決勝は、 ほとんど1着で勝ち上がっています。
「すごい成績ですね」と声を掛けましたが、本人からはこんな答え。
「いや、全然すごくないです。特進しなきゃダメなのに、 決勝で負けることが多いですね。何も考えずに『バーン!』と行っているときはいいんですけど、考えすぎると、車が伸びないですね」
決まり手は、逃げと捲りが半々くらい。バックも多く付けています。
「本当は押さえ先行をしたいんですけど、 どうしても別線の警戒がきつくて、カマシや捲りが多くなっていますね」
チャレンジ戦の本命選手には、よくある話です。上に上がれば、 押さえ先行がバンバン増えるかもしれませんね。
師匠は乾準一選手。
「師匠からは、『若いうちは乗り込め』と言われているので、街道メインに乗り込んでいます」
練習仲間には、 岡崎智哉選手や菊谷信一選手など、強い若手の自力選手がいます。
「練習は付いて行けないっすね(苦笑)。しんどいですよ!いじられっぱなしです(笑)」
「夏場は明るくなったらすぐに始めます。今の時期は7時くらいからですね。7時間くらい乗り込んで、 昼食を取ったらそれぞれ分かれて、モガキに行ったり、ウエイトに行ったりしています」
今節は、デビュー以来初めての未勝利に(2・3・⑦)。とは言え、 もちろんこれで評価が下がる訳ではありません。チャレンジはもちろん、1・2班戦も通過点でしょう。今後の飛躍が大いに期待される一車です。
この後は、ルーキーを2人。まず、宮西翼選手(石川・100期) です。
宮西選手は、ルーキーとは言え31歳(しかも3人のお子さんのパパです)。 前職はバーテンダーという、まさに異色の経歴の持ち主。それまで自転車に縁があった訳ではなく、
「29歳までは空手をやっていました」
とのこと。
この世界に飛び込んできたのは、働いていたお店のお客さんとして来ていた、 師匠の伊藤健詞選手との出会いから。バーテンダーよりお金がいい、ということで、懸命に努力して、 自転車に乗って半年くらいでタイムが出るようになったそうです(すごい!)。
今回は三重連戦。直前の松阪では、まだ逃げの決まり手が付いていませんでしたが、 そのときはこう話してくれました。
「脚質は地脚。まだ捲りしか決まっていないけど、 気持ちは先行。1回でも逃げ切れたら、自信もつくと思う」
その松阪では準決勝でカマシ先行を打っての逃げ切り勝ち!デビューしてから初めて、 1着2本で決勝に勝ち上がっていました。
「やっと逃げの決まり手が付きました!師匠からは『そのレースは百点』と言われました。 これからも先行を続けて、先行と捲りの比率を逆にしたいですね」
今節は、2日目に落車のアクシデントに見舞われましたが、最終日は捲りで人気に応え、 次節につなげました。バックを付けるレースはできませんでしたが、予選ではモガキ合いで力のこもったレースを披露。これからも、 積極戦に期待です!
では今回の最後に、安福洋徳選手(奈良・100期) をご紹介しましょう。
『奈良の安福』-競輪界では超有名人ですね!もちろんお父さん(師匠でもあります)は、 引退して早稲田大学大学院を修了された安福洋一さん(41期)です。でも、似てますかね?(笑)
「父に似てない?はい、よく言われます(笑)。母親似だと思います」
「レースでは押さえ先行を心がけています。タイプは、 ダッシュも悪くないと思いますが、どちらかと言えば地脚ですね。その地脚を活かして、 逃げ切れるようになれればいいですね」
デビュー節は「2・7・7」着に終わったものの、続く地元戦(1・1・②)、大垣戦(4・3・④) では連続決勝進出。しかし、その後の岸和田を欠場し、復帰後2節は振るいません。
「実は、指のケガと、体調を崩したのが原因で休んでいました。1週間くらい寝込んでいましたし、 通院しながら点滴も受けていました」
「体調を戻してからは、 焦らずに基本の練習からやり直しています。レースも『先行なら先行!』と、開き直っています。 何も考えずに、ガムシャラに行きたい。全て基礎からです」
今節は復帰3場所目。結果は、確定板に挙がれない3日間でしたが、 準決勝では本命選手相手に押さえ先行。あと一歩の4着でした。
「父からは、レースに関してよく言われますね(苦笑)。そこまで色々言われる… というほどではありませんが。父も本当は黙っていたいんでしょうけど、僕が不甲斐ないレースをするから…」
洋一さんはもちろん、周りの期待も大きい選手です。「基本からしっかり」 この言葉通りに実戦も積んでいけば、お父さんと同じ特別の舞台を踏む選手へ成長するでしょう。
さて、次節はいよいよ記念開催です。節目の開設60周年記念(GⅢ) は、11月12日(土)からの4日間。なお、四日市はオールナイターですが、 記念だけは昼間開催です。お間違えのないように、お越しください。たくさんの皆様のご来場を、 お待ちしています!
(近鉄四日市駅にて)