4/20~22 中京スポーツ杯(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 今回はオープニングネタとして、場外発売と重なっていない前検日の裏側を、 ほんの少しご紹介しましょう(実は、季節ネタの写真がなかっただけなんですけど…)。

 

 最近は、どこの競輪場も場外発売は増え、本場開催の前検日に、 他場の場外車券を発売していることも普通になってきましたが、場外発売のないときでも、各現場の職員の方々は、 開催に備えて様々な準備をされています。

 

 例えば、モニター。

 

             

 

 2枠車単複が全て同じ配当!まぁ、こんなことは、 現実にはありえませんね(笑)。もちろんこれはテスト映像。正常に機能するかのチェックは、 常に怠ることはできません。

 写真には撮れませんでしたが、電光掲示板や、それに伴う払い戻し金放送も、架空の組番・ 配当や欠車を設定して、テストされています。

 

 また、こんな場面を見ることもできました。

 

             

 

 雨合羽が干されていました(見たまんまですが…)。

 走路内審判員は、雨に降られたからと言っても、建物の中に退避することはできません (当たり前ですが・笑)。そんなときは、当然必需品となるのがこれ。こうして常にきれいな状態に保っておかないと、 仕事も気持ち良くできないですもんね。

 

 他にも、様々なところで前検日には作業が行われていますが、 今回は写真に収められたほんの少しだけご紹介しました。

 

 

 さて、今回の前検日には、関東・南関・中部・近畿の4地区から、A級レーサーが続々と競輪場入り。 四日市競輪場にとっては、新年度最初の開催となりました。中京スポーツ杯(FⅡ) 。上位陣はかなり手厚い布陣となり、戦前から厳しい戦いが予想されました。

 ただ、そんな中でも一枚動きが違った森川剛選手(神奈川・89期)が完全V! 今期降級後は、初日特選・準決勝では勝ちまくっていたものの、決勝になると敗戦…。そんな状況が多々見られましたが、 今節は素軽く、落ち着きもあり、かつクレバーな動きが光った見事な完全V!降級後、ようやく2回目の優勝となりました。 来期はS級に復帰しますが、残されたA級戦も勝ち続けて、来期につなげていくことでしょう。

 

 ではここでは、前検日にお話しを伺った選手の中から3選手をピックアップしましょう。

 

 

 まずは1・2班戦から、藤野一良選手(大阪・77期)

 

             

 

 S級経験もある藤野選手ですが、一時はそこから予選回りまでランクが下がったことも…。 しかし近況は、そんなことを微塵も感じさせない復調ぶりです!

 四日市は昨年9月以来の出走ですが、ちょうどそのころが、1着が増えてきた時期でした。 そのときには、こんなことを話してくれていました。

 「7月向日町から、今のフレームに乗り換えました。良くなかったころは、 自分の中で納得のいかないフレームに乗っていましたが、割り切って自分の乗りたいフレームに乗り換えたら、 成績も上がってきました!このフレームは、踏んだら踏んだ分だけ、前に進んでくれます!」

 

 「こんなことを、前回四日市のときにおっしゃっていましたね」こう話しかけると、 明るい表情で答えてくれました。

 

 「そうですね。今もずっと、そのフレームですよ! いい感じで来ていますね。成績がよくなってくると、練習も気持ちよくできていますね!

 

 前々回の久留米では、久々となる特選シード。 その久留米の決勝では、岡山の成長株でもある岩本純選手(岡山・94期)を、ホームで一気にカマシて先行! そのまま逃げ切って優勝を飾っていました。

 「この久留米の優勝は、自分の中で自信になりました!」

 

 「気持ちは常に“前々”。本当は捲りの方が得意なんですけど、 常にハナを切りたい気持ちで走っています。それに、競輪は自分一人で走っているものではないですからね」

 

               

 

 今シリーズは、準決勝で押さえ先行に出たものの、6着に敗れて最終日は優秀戦回りに。しかし、 その優秀戦では臼井昌巨選手(愛知・89期)を1コーナーで一気にカマシ切っての逃げ切り勝ち!例え勝ち上がりに失敗しても、 結果を残すべきレースで結果を出しての快勝!お客さまの声援に、 手を挙げて応えていたシーンが印象的でした。

 

 77期ですが、レースぶりはもう15期くらい数字をプラスしてもいいような、ハツラツとしたもの。 来期もまだA級暮らしですが、この分だと来年には赤パンツに復帰している可能性は高そう。この勢いは、まだまだ続きそうですよ!

 

 

 このあとは3班戦の遠征選手を。まずは、東龍之介選手(神奈川・96期)

 

             

 

 東選手は、二世レーサー。晃選手(45期、A1)は、父でもあり、 師匠でもあります。 3月宇都宮では、親子あっせんでしたが、その開催には、私も偶然足を運んでいまして、 そこでは親子揃って決勝進出を果たしていました(この宇都宮では、龍之介選手が見事優勝しました!)。

 「親子あっせんは、(この宇都宮が)デビュー戦以来2回目でした。親子あっせんだからと言って、 緊張することはありませんよ。逆に、いろいろ聞けるのはいい。(聞いたら)フォームや戦い方についてのアドバイスももらえますし」

 

 今回の四日市が、中部地区初出走。タイプを自己分析してもらいました。

 「自分ではダッシュタイプだと思っています。 僕は地脚がないんですよ…。でも、押さえ先行基本に組み立てて、ある程度は残れていますね」

 

 バックも15本つけ、積極的な組み立ててで、勝ち上がり戦では1着を量産!…ですが、 前々回の向日町戦では、予選で7番手に置かれて捲り不発(7着)。これは反省のレースだったことでしょう。

 「そうなんですよ…。この向日町のこともあるので、積極的に駆けていきたいですね」

 

 今節予選は、1R1番車での登場!予選、そして準決勝では、宣言どおりの先行策。予選、 準決勝ともに、カマシ先行で連に絡んで決勝に勝ち上がってきました。しかし、決勝戦では、同期3人の機動型対決の中、 あまり見せ場を作れず7着敗退。持ち味を発揮できず、悔しい思いをしたことでしょう。

 

 ホームバンクは花月園。

 「普段の練習は街道基本なので、(花月園廃止は)練習面ではそれほど影響はないけど、 (花月園廃止は)やっぱり寂しいですよ。でも、その分これから頑張らないと!」

 

 来期はまだチャレンジ戦が続きますが、もちろんここは通過点。これからも積極的なレースを見せて、 師匠を超えていってもらいたいですね。

 

 

 最後に、南関から遠征の3班選手をもう一人。飯田憲司選手(神奈川・96期) です。

 

             

 

 飯田選手も、今回の四日市戦が中部地区初出走。持ち味などを教えてもらいました。

 「脚質は、どちらかと言えば地脚ですね。 押さえ先行基本に走っています」

 「直前の小田原では、決勝は単騎で何もできずに終わってしまいましたが、予選 (赤板押さえ先行逃げ切り、南関ワンツー)と準決勝(3着)はそんなに悪くありませんでした。その予選みたいに、 押さえて駆けるレースができれば、いいと思います

 「逆に、スピードがないのが課題ですね…。師匠は深澤伸介さん (76期)。師匠にも、『スピードをつけろ』と言われています。練習では、ギアを軽くして回す練習などもしています」

 

 練習グループは『良山会』。今節1・ 2班戦に出走していた谷津倉良太郎選手(72期)を中心に、渡邉晴智選手(73期)も所属しているグループです。

 「練習グループの雰囲気は、すごくいいですね。環境には恵まれていると思います」

 

 今回四日市には、2節連続決勝進出と、いいリズムで乗り込んできましたが、今節は準決勝で、 同期の笹川嘉幸選手(滋賀)に叩かれ、着1つ足らずの4着敗退。3節連続決勝進出とはなりませんでしたが、 一歩ずつ力をつけてきているのは確か。来期は2班に上がるため、相手はグッと強化されますが、持ち味のしぶとい先行力を、 存分に発揮してほしいところです。

 

 

 さて、次節はもう新緑の季節。5月2日を初日とする、ゴールデンウイーク開催のFⅠ戦です。 お休みの方も、多くいらっしゃることかと思います。GWはぜひ、四日市ナイターを満喫してください! お待ちしています!


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