8/10~12 第3回 コカ・コーラCJカップ(FⅠ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 前回の開催から、約1か月。その間にすっかり暑くなりました。そして、世間では夏休み。街では、 子供たちの声があちこちで聞かれます。その夏休みに合わせて、今節ではあるファンサービスが実施されました。その名も…

『オオクワガタプレゼント』

 中日の11日(火)に、場内ではその抽選会が行われましたが、 そこでプレゼントされるオオクワガタが前検日、競輪場に届けられました。

 

           

 

 カゴには『マンディブ』『ダイオウ』 と書かれている付箋が貼られていました。オオクワガタの種類ですかね?(すいません。私は全くの素人なので、 よくわかりませんでした…)

 

           

 

 私が子供のころは、カブト虫やクワガタ(オオクワガタではなく、普通の小さいクワガタですが)を、 普通に捕まえて遊んだものですが、今では珍しくなっているのでしょうか?プレゼントは30名様。当たったちびっこには、楽しみながら、 大事に育ててもらいたいですね。

 なお、オオクワガタの提供は、 地元の小谷文吾選手と、富山の西田潤選手稲積秀樹選手だそうです。ありがとうございます。実戦でも“クワガタライン”なんてのができたりして(? )。

 

 

 さて、今節の四日市ナイターは、約2か月ぶりのFⅠ戦。『第3回 コカ・ コーラセントラルジャパンカップ』が、8/10(月)~12(水)の日程で行われました。主力組にとっては、全日本選抜 (GⅠ)から中4日の日程。当然、そのGⅠ出走組が、シリーズを引っ張って行く存在として、注目されました。

 しかし、レースはまさに水もの。準決勝12レースでは、断然の人気に押された稲村成浩選手(群馬・ 69期)が、柏木伸介選手(静岡・84期)に厳しく競り込まれ、まさかの5着敗退。その他、有力先行選手も、 次々と姿を消すことになりました。

 そんな波乱に満ちたシリーズを制したのは、GⅠ組の加倉正義選手(福岡・68期) 。決勝で逃げたのは、意外にも遠澤健二選手(神奈川・57期)。加倉選手が目標にした高木竜司選手(熊本・82期) は不発となりましたが、そこから格上の伸びを披露。直線は楽に抜け出し、今年4回目の優勝を飾りました。

 

 さてここでは、今節出走した選手の中から、2選手をピックアップしましょう。

 

 まずは、新井秀明選手(埼玉S1・85期)

 

             

 

 四日市は2006年5月FⅠ戦以来、約3年ぶりの出走でした。

 「3年ぶりですか。久し振りですね。バンクの感触?忘れましたね(笑)。でも、 直線の長いバンクは好きですよ

 写真のような、さわやかな笑顔で、取材に応じてくれました。

 

 前回は川崎のサマーNF(GⅡ)。そこから2週間空いての今シリーズ。 それまでは配分も詰まっていて、思うような練習もできなかったようなのですが、今回は中2週を利用して、調整も十分といった様子。

 「サマーナイトの後は少し空いたので、合宿がてら軽井沢に練習に行って、乗り込んできました。 2泊3日の、短期集中です!疲れも、いい具合に取れたと思いますよ」

 「普段は、あまり乗り込まないんですけどね。あまり乗り込んでも、調子は上がらないので…。 バンクでバンバンもがいた方が、調子が上がるタイプです」

 

 今年は、3月岸和田の日本選手権で、 GⅠ初出場を果たした新井選手。しかも、初出場のGⅠで、3着→2着で準決勝までコマを進めました。

 「ダービーでは、人気にもなっていなかったし、気楽に走れました。元々あまり、 緊張するタイプでもありませんし」

 そのダービーを挟んで、今年は1月大垣と6月前橋でFⅠ優勝2回。競走得点も110点目前です。

 

 「今年V2ですか?3勝しかしていないんですけどね(笑)。勝負強い?いや、欲深いんですよ(笑)」

 安定した成績で、コンスタントに決勝にもコマを進めています。そんな近況の、 目標のないときの戦い方について尋ねてみました。

 「今はもう、自力は全くないですね。 競りに行くことはあっても、自力を出すことはないですね

 若手から中堅となった今、純粋な追い込み選手として、これからどう完成されていくのか、 実に楽しみなところです。

 

 さて、今節の四日市戦。前回のサマーナイトでは、2日制ということもあり「初めて」 と言う3.85を掛けたそうですが、今回は3.69。「いつもは57か64なんですけど、 今回はみんな強いので、69に上げます」

 その3.69のギアで、準決勝は流れにもうまく対応し、 人気の西ラインワンツースリーを阻止する3着。決勝ではさらに上げて3.77で挑みました。しかし結果は6着。 先手ラインに乗っていきましたが、内に被る難しい競走を強いられました。

 

 今年はまだ3勝にとどまっていますが、波に乗れば結果もポンポンと付いてくるような気もします。 ギアの選択も含めて、今後も追いかけてみてはいかがでしょう。

 

 

 ここでは、もう一人取り上げましょう。同じくS級の追い込み型、高橋雅之選手 (千葉S2・90期)

 

             

 

 高橋選手の四日市遠征は、昨年8月の記念開催以来。つまり1年ぶりの四日市ということになります。 そのときの記念では、1・3・9・3着の成績。準決勝Cまでコマを進めていました。

 「四日市は、乗りやすかった印象がありますね。ただ、あのときは自分でやってましたけど、 今はもう追い込みです!

 昨年記念時のデータを見てみると、バックは4本。『逃:1、捲:4、差:5、ク:1』の決まり手。 現在は、バック、自力の決まり手は消えています

 

 近況の成績を見ると、準決勝には乗りながらも、その準決勝で足踏みという成績が続いています。

 「準決がずっと悪いですね。7・8・9番手ですから…。せめて中団以内にいられれば、 練習の感じも悪くないし、頑張れると思うんですけど…。自分でやっていたころは、位置に関しては取れていたと思います。でも、 前に任せた以上は、それ(後方に置かれること)も覚悟してレースに臨んでいますからね」

 

 自力で動いていたころと、完全に追い込みに変わった今、比較して当然課題もあるようです。

 「まだまだ突っ込むのが下手なのかなぁと思います。無理にでも突っ込んじゃうと言うか…。 空いていないところにも突っ込んで転んじゃったりしてたので…。少しずつ覚えていかないと」

 「捌いたり粘ったりするのは、結構できるようになったと思います。今度は、 厳しい位置からでも届く脚を作らないと

 「後ろの競走も少しずつ覚えてきたので、 先行選手に信頼してもらえるように走ります」

 

 前検日には、はっきりとした口調で、追い込み選手としての想いを、いろいろ語ってくれました。

 そんな中、人気になって出走した初日の予選8レース。しかし、 本当に残念な大量落車が発生してしまい、高橋選手もここに巻き込まれる形となってしまいました。

 

 前期も含め、近況落車が多いのが、何ともやりきれないところ。

 「(落車の影響から)治ったな、よくなってきたな、と思ったら、また落車…。身体がキツイです。 でも、心は大丈夫です!(笑)」

 と、前検日には明るい表情で語ってくれましたが…。また、元気に戻って、 強気なレースを見せてくれることを期待しています。

 

 

 次節の四日市ナイターは、もう夏の終わり。8月31日(月)からの3日間です。 まだまだ厳しい暑さも残る時期でしょうから、熱中症対策をしっかりして、本場で生の迫力を感じとってください。


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