こんにちは。実況の立野純です。
平成20年度の四日市本場開催も、いよいよオーラス。何だか季節が逆戻りしたような… そんな感じすらしたシリーズの前半。しかし最終日は、たいへんおだやかな空気に包まれました。
(実況席から見た、バンク練習の光景)
今節は、前回のFⅡからは中1日。関係者にとっては、前検日がありますから、 中ゼロ日で迎えた開催でした。FⅠ戦の日本写真判定杯。ダービーの後ということもあり、一線級こそ不在。 しかしその分、誰にでもVのチャンスはあり、車券的にも妙味十分の3日間だったと思います。
結果は、A級・S級ともに初V選手の誕生! A級では廣田浩選手(三重・64期)が、そしてS級では佐藤成人選手(奈良・71期) が、4コーナー番手の展開をしっかりモノにし、それぞれA級・S級初優勝を飾りました。
A級決勝は、柴崎俊光選手(三重・91期)の3連勝に圧倒的な人気が集まっていましたが、 それを番手から追い込んだ廣田選手。ゴール後は、地元のお客さんからの声援に、頭を下げて応えているシーンが印象的でした。
優勝を決めた後、場内のBBスタジオで優勝報告が行われました。 残念ながら、私は話を聞くことができなかったのですが、本番前の様子を撮影させていただきました。
さてここでは、今シリーズ参加のA級選手のうち、九州から遠征してきた2選手を取り上げます。
まずは、今シリーズ個人的に注目していた、稲吉悠大選手(福岡・92期) 。
稲吉選手は、昨年3月に92回生ルーキーチャンピオンレースを制したことで、 全国に名前をアピールしました。昨年後期には1班にも上がり、1・2班戦初Vは時間の問題…かと思っていましたが、昨年秋の失格により、 長期あっせん停止。今年初戦は2月18日のびわこ戦。また予選からのスタートを余儀なくされました。
「休んでいる間は、しっかり練習していました。そして、『走れることの大切さ』 を感じました」
走れないことは痛かったでしょうが、気持ちの面では大きなプラスになったのかもしれませんね。
四日市は、今回が初めてでしたので、改めて稲吉選手のセールスポイントなどを語っていただきました。
「けっこうダッシュがあるように見られるんですけど、そんなにダッシュはある方じゃないですね。 どちらかと言えば地脚ですかね。捲りでも、後から伸びてくるタイプですね」
「以前は捲りが多くて、先行したときは全然粘れていなかったんですけど、練習してきて、 前よりは粘れるようになってきました。今は、先行基本に走っています」
その一方で、こんな課題も…。
「ただ、レースがあまりうまくないので、もう少し冷静に見られるようになりたいですね」
今節は、前回玉野に続いての選抜スタート。その選抜戦では、徹底先行が揃った中、 やむなく捲りにはなりましたが、一気にケリをつけ1着!準決勝は、ジャンで押さえて先行態勢に入ったところ、内村竜也選手(山口・93期) にホームで叩かれましたが、再度3番手捲りを決めて2着(ラインでワンツー)。復帰後、 初の決勝進出を決めてきました。
練習もして、粘りも出てきたという稲吉選手。そんな稲吉選手の1・2班戦初V、 そしてさらなる上のステージでの活躍は、そう遠い話ではないでしょう。
さて今回、検車場でひときわ私の目に止まったのが、このジャージ!
四日市は実に5年ぶりの参戦となった、五反田豊和選手(宮崎・80期) です。
「四日市は久し振りですよ。すっかり忘れてて(笑)。でも、建物見たら『あーっ!思い出した!前に、 2回連続来たわーっ!』みたいな感じ(笑)」
建物とは、おそらく『四日市港ポートビル』のことだと思います。 競輪場の正面スタンドからですと、左手前方に、ひときわ高いビルが見えます。もし旅打ちでお越しになる方は、ご覧になってください。
ジャージには大きく『サテライト宮崎』の文字が! 私は旅打ちが好きで、あと4場で全場制覇になりますが、競輪場だけではなく、場外にももちろん立ち寄ります。今から数年前、 ある仕事で宮崎に行ったときのこと。サテライト行きのバス乗り場を発見!…しましたが、残念ながらサテライトに立ち寄れる時間もなく、 翌日泣く泣く(?)帰ったことを覚えています。みなさん、宮崎は知事の頑張りで随分活気づいているようですが、もし旅行にお出かけの際は、 サテライト宮崎もお忘れなく!
さて、その五反田選手に、成績のことを振り返ってもらうと…
「近況ですか?笑ってる場合じゃないですよね…」と苦笑ぎみ。
「前は結構調子よかったんですけど。靴やいろんなものを変えてみたりしたら、 また悪くなっちゃいました…」
ただ、今回は明るい光も見えてきたようで。
「でも、前回いろんな人に見てもらったら、最終日は感じがよかった(捲って2着)ので、 今回踏めたらいいな、という思いはあります」
その今節。初日は3レース予選に出走。人気は別線に譲りましたが、 その本線ラインをバック6番手から一気の捲り!昨年10月18日の松山以来、 およそ5か月ぶりの1着を決めました!
本来は、予選クラスにとどまる選手ではないだけに、今後の復活劇に期待したいところです。 宮崎のさらなる発展とともに!
さて、次回の四日市競輪は、もう桜の季節です。お花見とナイター競輪をWで楽しんでください!