3/9~11 中京スポーツ杯(FⅡ)を終えて

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 いよいよ年度末。会社や役所、新生活を控えた方には、何かと慌ただしい季節になりましたね。 季節はすっかり春…と言いたいところでしたが、今節最終日は気温が5度!風もあって、体感気温はさらに冷え込んだ中でのレースとなりました。 そんな中でも、連日本場には多くの方が足を運んでくださいました。ありがとうございます。

 

 今節はFⅡ戦の中京スポーツ杯。 北日本から中近の選手によって争われた3日間でした。が、終わってみれば、西谷岳文選手(京都・93期)の強さ、 スピードが際立った開催でした。来期からは赤パンツを履いて、「近い将来はG戦線で活躍してくれる」… そんな印象を植え付けてくれた優勝でした。

 

 さてここでは、今シリーズ健闘した、 95回生の2選手を取り上げましょう。

 まずは、白上翔選手(滋賀)

 

            

 

 デビュー初勝利は、3場所目の豊橋2日目一般戦。「ここで1着獲れたのが大きかった (これを皮切りに4連勝し、直前向日町では初の決勝進出)。でも、まだまだ全然実力が足りないです」…そう語る白上選手。

 白上選手の師匠は、渡辺一貴選手。この、師匠との出会いは、 まさに神様から与えられたものかも?とも思えるもの…。

 「野球をやってたんですけど、師匠の息子さんが、 野球部の後輩だったんです。奇跡的ですね!(弟子に) なる運命だったのかもしれませんね(笑)」

…だったとか!そもそも、野球をやっていたのに、競輪選手を志したのは、お母様の影響だとか。

 「僕、生まれたときに、足が太かったらしいんですよ。それで、 お母さんに幼稚園のころから『競輪選手になりや!』と言われてました

そう考えると、師匠と出会う前から、競輪選手になるべくしてなったんですね(笑)。

 

 「地脚タイプなので、押さえ先行で戦っています。 先行以外は考えていません。師匠に言われたのではなく、僕の方から『先行します』と言いました

 自分から言い出したからには、いい意味で自身にもハッパをかけることにもなりますね。 師匠からは特に何も言われないそうですが、

 「ひとつのことをやり通すのは、そんなに簡単なことじゃないぞ」

…と言われ、その言葉が、白上選手の頭に一番残っているそうです。

 

 「とにかく力を出し切るだけ!捲りは考えていません!」力強くハキハキと、 前検日には答えてくれました。

 

 その白上選手は、3日間とも有言実行の先行を念頭に置いた組み立て。予選は宮島聖悟選手(長野・ 93期)にカマされ、先手は取れませんでしたが、終始2番手内でこらえて3着。準決勝はライン2車で、ジャン前押さえ先行。本命人気の同期、 重倉高史選手(富山)には捲られたものの、3着に踏ん張って、2場所続けて決勝進出を果たしました。

 決勝はジャンから押さえて先行態勢。しかし、コマ切れ戦らしく、楽に逃がしてはもらえず、 ホームから佐藤雅春選手(宮城・94期)とモガキ合いに。最後は捲り合戦に敗れ8着。しかし、先行で戦い、力を出し切った決勝戦でした。

 

 競輪選手になるべくしてなった白上選手。今後の各地での先行にもご注目ください!

 

 

 次に、城木健治選手(愛知)を取り上げましょう。

 

            

 

 城木選手は、デビュー3場所目の名古屋2日目一般戦で初勝利(カマシ先行)。 直前向日町最終日選抜戦で2勝目(捲)を挙げ、ここ四日市に乗りこんできました。

 

 「徐々にですけど、リラックスして走れるようになってきました。 最初のころは、何を考えても気持ち悪くなるくらい緊張していました」

ちなみに、デビュー戦はホームの豊橋でしたが、

 「地元がデビューというのも、かなり緊張しました。今、思い出そうとしても思い出せません…」

とのこと。相当、緊張していたようですね。

 

 「脚質はダッシュ系。地脚が足りないですね。 今はそれを付ける練習をメインでやっています。練習は、師匠の山田二三補さんや、深見仁哉さんらとやらせてもらっています」

 「Sを取って組み立てるのがやりやすいので、引いて捲るかカマすのが多いですね。師匠からは 『先行基本でやってこい』と言われていますが、最近捲りが多いですね…。 もっと先行の決まり手を付けていきたいですね

…と、話してくれました。

 ここまで4場所走りましたが、まだ決勝進出がなかった城木選手。「とりあえず、 今回は決勝まで行ってみたいです!」そう、前検日に締めくくってくれました。

 

 その「行ってみたい」という願望が、今節は現実のものとなりました!

 準決勝では、前受けから8番手まで引いて、ホーム手前からの巻き返し。 一気にカマそうかという流れでしたが、突っ張った佐藤雅春選手の番手にうまくハマる形になっての2着。先行、 捲りで前に出切れなかったものの、初の準決勝連絡みで決勝進出を決めました!

 初の決勝戦は、同期の重倉高史選手(富山)マークの競走。この重倉選手は、ここまで8連勝。 ここで勝てば、2班に特別昇班というレースでした。

 しかし、緊張していたのか、重倉選手はチグハグな組み立てで、内に詰まる最悪の展開に。と、 普通なら城木選手も共倒れに終わるのですが、内に詰まった重倉選手からは引いて連係を外し、後方から直線一気!優勝した中村博陽選手(福井・ 88期)の2着に突っ込んできました。

 自力の競走ではありませんでしたが、初の決勝6番車で、2着の結果を残した城木選手。もう、 緊張はずいぶん取れたかも?まだまだこれからの選手です。

 

 年度末の四日市、次節は前検を挟んで、すぐにFⅠ戦へと続きます!

 

            

 

 


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