こんにちは。実況の立野純です。
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。 1月前節は都合により入れませんでしたので、私にとっては、今節が新年最初の四日市競輪となりました。少し間隔が空くと、 初日の1レースはいつも以上に緊張するものです。
(ショーケースの装飾は、節分バージョンになっていました)
今節の前検日は、競輪祭の最終日。場外発売が実施されていましたので、検車場のモニターにも、 その模様が映し出されていました。レースになると、多くの選手が、モニターに釘付けです。
(選手も手を休めて競輪祭をTV観戦)
今節は、今年最初のFⅡ戦。1・2班戦、チャレンジ戦ともに、関東、南関、中部、 近畿の4地区からあっせんされた選手によって争われました。
結果は1・2班戦、チャレンジ戦どちらも地元優勝!1・2班戦は、 田島浩二選手が、目標不在ながらも、番手捌いての差し切り勝ち。一方チャレンジ戦は、地元期待の新人、 坂口晃輔選手が、8番手から11秒7の捲りを決めての優勝。松阪→四日市と、地元連覇となりました! (ちなみに11秒7は、1・2班戦含め、3日間通しての一番時計)「競輪は地元が勝てば盛り上がる」と言われますが、 まさにそういった結果となりました。
さてここでは、前検日に私が注目した選手を取り上げたいと思います。
まずは、関貴之選手(茨城・93期)。
チャレンジ戦を昨年末で卒業し、今期から待望の1・2班戦。その初戦は宇都宮でしたが、 最終日の特選でペース駆けに持ち込んでの逃げ切り勝ち。1・2班戦初勝利を挙げて、四日市に参戦です。ちなみに中部地区出走は、 今回が初めて。よって、中部地区のファンの方へは、まだまだ馴染みの薄い選手です。
「今回、実況の注目選手として、取り上げたいなと思っています!」
最初にこう伝えると
「えっ!?それはヤバいですよ!(笑)」
…と返されました。いえいえ、宇都宮の3日目特選で逃げきったのですから、直線の長い四日市でも、 どんな先行を見せてくれるのか、楽しみにしていました。
中部初ということで、脚質について聞いてみました。
「脚質は地脚タイプです。ダッシュはないですね…。 押さえて駆けるのがスタイルです」
ただ、「ダッシュはない」とは言いながらも、
「捲りでも、人からスピードを乗せてもらえば、スピードもそれなりには出ると思います」
と。逃げより若干少ないくらい、捲りの決まり手も付いています。基本は押さえ先行で、 どこまで粘れるか…のレースのようです。ダッシュ型の選手の中には、四日市の直線の長さに関して「長いなぁ~」と苦笑する選手もいますが、 地脚タイプの関選手には、「そんなに気にならなかったですよ」とのことでした(前検バンク練習後のコメント)。
師匠は、81期の関一浩選手。パッと見たら、血縁関係があるように思われますが…
「いや、全然関係ないです。僕、バイトしてたんですけど、僕が店員で、師匠が馴染みのお客さん。 それで、よく話させてもらってたんです。僕は元々、身体を動かすことが好きなんですが、あるとき『競輪やってみないか』と言われて、 それからお世話になっています」
出会いは意外なところに待ってますね。もし違うアルバイトをやっていたら、『競輪選手、関貴之』 は誕生していなかったかもしれません!
さて、そんな関選手の中部地区初戦。
予選は先行一車ということもあり、アタマで人気になっていました。レースでは、後ろ攻めから、 ジャンで押さえ先行。イン待ちの西田潤選手が粘り、ラインのマーク選手が競り負けてしまいましたが、関選手はそのまま逃げ切って1着。 初の1・2班戦準決勝進出を決めました。
準決勝では、同期の特選組、水谷好宏選手(滋賀・93期)に叩かれ、 自分のレースをさせてもらえず9着。最終日特選では、主導権を奪う態勢には入ったものの、流していたところを、後藤卓也選手(岐阜・74期) に一気に捲られ6着。
中堅、上位戦では、力を出し切れずに終わってしまった印象ですが、初の上位との対戦で、 得たものもあったのではないかと思います。
その関選手とは同期、田中勝仁選手(千葉・93期) もご紹介しましょう。
関選手同様、田中選手も今期2班昇班。昇班後2節走り、 すでに先行で2勝3連対の成績を残していました。
三重初登場ということで、タイプを伺いました。
「ダッシュタイプですね。脚質的にはカマシ、 捲りなんでしょうけど、今は脚力をつける意味で、先行にこだわっています。自分から動いて、 捲りになっちゃったら捲りに回る、って感じですね」
-チャレンジ戦と、ここまでの1・2班戦を振り返って…。
「チャレンジでは、最初は安定していなかったけど、徐々に慣れてきて、優勝もできました。 そういう意味では、まぁ納得です。昇班してからは、予選はクリアできているから、いいと思いますけど、準決勝では…。 上の人たちは気合いが違いますよ!」
とは言え、昇班初戦の伊東では、準決勝で逃げて4着。上位とも好勝負はしていました。
「練習はもっぱら街道ですね。バンクですか?バンクは、たま~にですね。だからバンクに行ったら、 周りから『何してんだ?』って言われるんですよ(笑)」
昇班後の2節は、いずれもサンサンバンク(伊東、小田原)だった田中選手。 「今回2班になって初めての400ですから、緊張しますよ」と語っていましたが、本当に緊張したのでしょうか…?3日間、 堂々たる走りでした。
予選は流れで捲りになったものの2着。準決勝は、本命の本村隆文選手を下し、 逃げて4着!(番手を回って決勝に勝ち上がった柴田健選手も、インタビュー収録時に「田中君がよく頑張ってくれましたよ」 と、その走りを称えていました)最終日優秀戦も、逃げて3着。8番車のため人気は別線に譲っていましたが、存在感を大いにアピールしました!
「同期がどんどん上に行ってるけど、あせっても仕方がない。むしろ『自分も頑張ろう!』という、 いい刺激になります!」
まだまだ今後が楽しみな選手と言えそうです。予選では人気になるでしょうから、 車券的には準決勝で狙ってみると面白いかも!?
早いもので、1月ももう終わり。次節は2月4日からのFⅠ戦。昨年、記念での連係が印象深い、 柴崎淳選手-山口幸二選手らが出場予定。その他、記念に匹敵する好メンバーが集まります。次節もぜひご期待ください! 場外も数多くありますので、HPなどでご確認のうえ、お近くの方はぜひご利用ください。