こんにちは。 BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
今シリーズは、第3回日本トーター杯 (FⅠ)が、 2010年3月24日~26日の日程で行われました。
S級優勝は、石毛克幸選手 (千葉・84期)。
(優勝後、検車場で)
1月奈良以来、今年2回目の優勝を決め、 来月小松島で行われる共同通信社杯春一番 (GⅡ)に弾みをつけました。
決勝は2:3:4の3分戦。
京都が2車で、特選でも連係した川村晃司選手 -酒井耕介選手。
川村晃司選手
西日本は、準決勝ワンツースリーの坂本健太郎選手 (福岡)-小野俊之選手(大分)-近藤修康選手(岡山) 。
坂本健太郎選手
南関が最も長い4車で、石毛克幸選手-会田正一選手(千葉)- 高木隆弘選手(神奈川)- 土屋裕二選手 (静岡)の並び。
レースは、 後ろ攻めになった石毛選手が一旦押さえましたが、 ジャン過ぎに川村選手が押さえて先行。石毛選手には、 すんなりと3番手が転がりこんできた展開に。
ホーム手前7番手から坂本選手が捲り上げましたが、小野選手との連係が外れて単騎に。 バックで川村選手と坂本選手がモガキ合う形になり、 これを捲ったのが石毛選手。3コーナーで捲りきりましたが、 このマークは近藤選手にチェンジ。
近藤修康選手
ゴール前、その近藤選手や、 切り替えた酒井選手が追ってきましたが、 その追撃を振り切った石毛選手が見事優勝を決めました!
優勝インタビューでは
「以前四日市に来たときは、暖かかったんですけど(前回はおととし8月の記念競輪) 、今回はかなり寒かったですね。あまり寒いのは得意じゃないんですけど、結果的には(優勝できたので)よかったです」
「初日は雨で、雨は得意じゃないんですけど、思い切って行きました(ホームカマシ先行) 。決勝も、 南関が4人いたので早めに仕掛けようと思いましたけど、初手が後ろ攻めになったので…」
「とりあえず、 一回押さえたら川村(晃司) 君が来てくれて、それで3番手が取れてよかったです」と、勝因を分析。
「寒い時期は得意じゃないけど、この時期に優勝できたのは大きいと思います。 次は暖かくなる4月の共同通信社杯。最近は、 ビッグになるとよくないから、次も頑張りたい」と話していました。
インタビューで石毛選手が登場すると、女性ファンから、「カッコいい! 」という声がかかり、その声に対し、「いや、 そんなことないです」と、 笑いながら謙遜気味に答えてくれた石毛選手。 普段の取材でも、気負わず素直な気持ちを話してくれる選手です。
優勝後の検車場では、「人気が九州から集まっていたので、 僕はそのぶん気楽に走れました」
また、プライベートのこんな話も。「1才半の子供(女の子) がいるんですけど。もう可愛くて可愛くて。子供と遊ぶのが、 僕の今の一番の楽しみですね。顔は…僕に似てるかな」 と、微笑ましいパパの顔でした。
小野俊之選手 (大分・77期)
近況、落車、失格などが続いている小野選手。「今年に入ってから、まともに走れてない。 最終日まで走ったの2場所だけだよ。 点数も下がるし…。今回(初日特選)、 F1戦で4番車だよ」と、苦笑していたいましたが、今シリーズはさすがにしっかりと決勝を決めてきました。
「趣味は、ゴルフ。まだ初めて2年目だけど。 スコアはベストで83。まあまあ、いい方じゃないかな」
高橋大作選手(東京・83期)
「12月から腰痛や、あとは奈良の落車もきつかったし (1/28奈良準決勝、落滑入7着)もあって、 あまり調子はいいとは言えないかな」と苦笑気味だった高橋選手。そろそろリズムを戻してきたいところです。
「趣味はとくに無いけど、楽しいのは、子供と遊ぶこと。男(6歳)、女(3歳)、男(10ヶ月) と3人いるよ」と、 お子さんの話になると、ニッコリと顔がほころんだ高橋選手でした。
「デビュー1場所目?!」
西川弘資選手(三重・66期)
前検日、「何かネタないですか?」と訊ねると、いきなりジャージをめくってお腹を出し、 「日サロ(日焼けサロン) に初めて行ってきたよ」とニンマリ。
言われてみると、お腹が黒い!…腹黒いと言う意味ではありません。 でも顔は焼けてないんですけど…??「ああ、 顔にはタオル置いてたから。なんか、日焼けしてると強そうに見えるでしょ」 とこれまたニンマリ。
41歳にして日サロデビューを果たした西川選手。今シリーズは、 初日は7着と終わりましたが、あとはきっちり2勝を挙げていました!
四元隆裕選手 (和歌山・79期)
近況は初日の勝ち星が多く、今シリーズも初日は展開をものにして、 きっちり勝ち星を挙げていました。
「オートレース」が大好きだという四元選手。 ちょうどこの時、山陽オートのGⅠが開催されており、検車場で四元選手の 「オートレース談義」が始まりました(笑)。
稲積秀樹選手 (富山・55期)
今期、1年半ぶりにS級復帰を果たしてきました。
稲積選手は、地元富山のプロ野球独立リーグ、「富山サンダーバーズ」の大ファン (2006年に設立された球団) 。 「彼らは、とにかく一生懸命でひたむきなんですよ」
もちろん試合には応援に駆けつける熱心なファン。「本当にひたむきに頑張っていて、 僕はデビューしてから随分立つけど初心に戻れるというか…。もちろん、 今も変わらず自分では頑張っているつもりだけど、 彼らを見ていると新鮮な気持ちに、いい刺激になるね」
「また、アップ時の練習なんかも見て参考にしていますよ。前にテレビを見てたら、 大リーグのイチロー選手も同じことをしてたりして、 『お~!同じだ!』みたいな(笑)」
「ひたむきな彼ら」から、同じスポーツ選手として、様々な刺激を受けているようです。
中野彰人選手(和歌山・93期)
昨年の7月からS級に昇級。近況ぐんぐんと力を付けてきていますが、 壁となっているのが準決勝戦。
「練習の力が競走では出ていませんね。準決勝戦は、 けっこう僕と同タイプの徹底先行タイプとあたる事が多くって。 僕も主導権を譲りたくないっていうタイプだから、潰しあいみたいになってしまって…」
「師匠(池田智毅選手)からは、『誘導を切ってからの、 踏み上げるところとそうでない所が違っている。また、仕掛けないといけないところで仕掛けられていない』 と指摘をもらっています。要するに、ムダ脚を使っていると言われていますね」
「最近は自分でも力がついてきたという感じはあります。ただ、波があって。せめて、(波の) 低い所をもっと高くしなくちゃいけないですけど…」
今年1月の初めての地元記念。 二次予選は7車身差の9着で敗退。
「二次予選は、 石橋慎太郎さんに遊ばれて終わりました(まったくレースをさせてもらえなかった)。 悔しくって悔しくって…。レース後、敢闘門に引き上げてから誰もいない所に行って、一人で号泣してしまいましたよ。でも、 それで成長しました。練習でも競走でも色々試しながら、何がいいのかまだわからないけど、模索しながら頑張っています」
ところで、 中野選手には99回生として在校中の、2つ違いの弟「智公(ともき)くん」がいます。 実は、元々は競輪選手志望ではなかったそうなんです。
中野選手がデビュー戦の賞金で、 師匠・池田選手のご家族、中野選手の家族を呼んで食事会をした時に、 智公くんも同席し、 そこで初めて池田選手に会って色々話すうちに、選手を目指そうという気持ちになったのだとか。
入校した最初の頃は、 「どうしてるの?」などと弟さんから連絡があったそうなのですが、「今は、何か物が欲しい時だけしか連絡してきません (笑) 。ストレッチボールとか雑誌とかを送りました(笑)」
「弟に僕が直接アドバイスしたりということはないです。言うときにも遠まわしに言ったりとかですかね。ただ、 僕がトップクラスの人と練習したり戦ったりした時に感じる、その凄さ・ 力の違いみたいなものは伝えたりしていますね」
志村太賀選手 (山梨・90期)
「2月一宮の落車は、もう問題ないです。脚は問題ないけど、 最近の成績はちょっとよくないかな。四日市には、 悪いイメージはありません。今回もいつも通り、自力・自在に」
準決勝は、山口富生選手のブロックをかいくぐり、 いい勢いで捲ってはいったんですが4着。惜しくも、決勝進出はなりませんでした。
お笑いコンビ「ロバートの秋山」に似てるって…
言われるんですけど、「皆さん似てますか??」
と、ニコニコ顔なのは宮内貴司選手(千葉・88期)。 お笑い好きの皆さんいかがでしょう?かくいう宮内選手も大のお笑い好きです!
近況は人の後ろを回る競走が多くなってきましたが、「ラインの前の時は、飛びつきとか、 前々勝負になりますね。捲りは出ないかな (苦笑)」
今回は2場所連続決勝入り、近況は少しづつ競走得点も上がってきました。
実は、この四日市戦の後、同期の大崎飛雄馬選手(愛媛) の披露宴があるということで、「同じく披露宴に行く、今回、 同参加の高田大輔さん(徳島・88期)の車で、終わったら一緒に愛媛に向かいますよ」 とのことでした。大崎選手、 ご結婚おめでとうございます!!
「いい流れが来てます♪」
と前検日、ニンマリ笑顔だったのが、坂本健太郎選手 (福岡・86期)。
二場所前の松戸ダービーでは、「2・7・1・5」と、オール6番車ではありましたが、 2度の連絡み。また直前の岸和田記念では決勝入りと、 近況好調ぶりを発揮しています。
「あくまで、自分の脚力ではなく、流れがいいだけですけどね(笑)」
今シリーズもきっちりと決勝入り。敗れはしましたが、その動きの良さから、 坂本選手の押し切りが一番人気を集めていました。
趣味を訊いてみると、「ゲームセンターで、 WCCFのサッカーゲームをすることにハマッてます!」と、元気いっぱい!
※WCCF…ゲームセンターにあるカードゲーム。 とにかく、 面白くハマる要素が高いゲームらしい。
「白水洵と、中園和剛と三人で行ってます」 と話していたところに、同参加の、白水洵選手登場!(福岡・89期) 。
久留米のゲームセンターに行くと、この3人に会えるかも知れません(笑)。
白水洵選手は、今期3年ぶりの降級。 今シリーズは連日ラインの前での競走でしたが、「もう、捲りは出ないかな(苦笑)。今は、 ラインの後ろの方が。 内に行ったりするのは大好きなんですけどね」
降級後、なかなか思ったような結果が出せず、もどかしい思いでいるかと思いますが、 ここは踏ん張っていきたいところです。
山口貴嗣選手(福岡・ 82期)
「このところ落車が多くて…(ここ4か月で5回)。練習も思うようにできなくて、 競走にも響いていますね…」
四日市は、昨年2度出走(3月…1・1・⑤、12月…2・7・7)があり、今年も早々に登場! 「四日市は走りやすいイメージですね」
趣味は、「ゴルフとバイクかな。まあ、ちょこちょこやってますよ」
いつもダンディー北選手と…
北幸博選手(三重・65期)
静かな大人の会話を楽しんでいたら…そこに、 ヌーッと背後から現れたのが…
いつも元気ハツラツ、中畑正彦選手(和歌山・59期) 。
北選手が若干、引き気味…に見えるのは、気のせいですよね(笑)。検車場はとにかく、 ユニークな選手がいっぱいるんです(笑)。
山口富生選手(岐阜・68期)
四日市は、04年6月以来、約6年ぶりの登場!四日市ナイターは、 過去3回出走中、2回のVがあります。(03年10月…3・1・⑤、03年12月…6・1・①、04年6月…2・1・①)
竹内一暢選手(滋賀・84期)
今回は追加での参戦でしたが、連日動きよく決勝入り!A級決勝は、 先行した木村高士選手(福井)の絶好の番手ではありましたが、 3着と終わりました。しかし、 近況は1着、決勝入りも多くなってきて、競走得点も上向きな竹内選手です。
川村晃司選手(京都・85期)
今年はすでに2月の小松島で優勝。 「最近はいい感じで走れている。流れもいいですね」
今シリーズも、 連日持ち味発揮の競走で決勝入りを決めていました。
ところで、川村選手は、 選手になる前の職業が調理師(洋食担当)! もちろん調理師の免許も持っているそうですよ。
辻力選手(石川・ 71期)
辻選手は、石川県金沢市にある北陸大学で、 自転車部の監督をやっているそうです。
現在部員は、1年生が3名。その中には、吉川祐二選手(石川・ 56期)の息子さんもいらっしゃるそうです。
「監督の仕事も自分の練習もあって忙しいけど、頑張らなくちゃね」
斉藤和也選手(福島・78期)
捲り、カマシに飛び付き交えた自在戦。四日市は、 おととし正月ナイター以来の登場です。今回は、敗者戦ではありますが、シリーズ2勝を挙げていました。
「司会はお任せ?!」
佛田一夫選手 (大阪・81期)
若手選手に頼まれ、結婚式の二次会の司会をよくするという佛田選手。 一度、その姿を拝見したいものです。大阪では、中武克雄選手(57期) がマイクを持って喋るのが上手だというのを聞いたことがあるんですが、「中武さんの影響もあって」と、佛田選手。
「60期です♪」
古原勝己選手(大阪)・長正路樹選手(東京)
初日終了後、少しリラックス気味の2人です。
古原勝己選手は、初日藤木裕選手マークの2着。 「藤木は強かった!桑名東インターまで行っても抜けなかったわ」と、 ユーモアたっぷりに話してくれました。
※四日市競輪場に車で行くには、四日市インター下車。桑名東は、 その2つ先のインターチェンジ
普段は冗談ばかりの古原選手ですが、とにかく、 競走になると、妥協を許さない熱い男に変身!「競走では、 とにかく自分が納得するように走ろうと決めてんねん」
藤木裕選手(京都・89期)
初日選抜戦は、雨は強いは、風は強いは、寒いは…と最悪のコンデションの中、 捲って快勝!11秒7の一番時計を出していました。
3月の取手の特秀戦では、ジャン過ぎ、 峠祐介選手相手に突っ張り先行、手嶋靖選手の捲りも振り切り、 2着に粘る競走を見せていた藤木選手。
そのレースの話をすると、「あのレースは(村上) 博幸さんも見てくれていて褒めてもらいました。 普段から練習も一緒にさせもらっていて、レースもみてくれているのがとても嬉しいですね。 レースレースで考えが伝わっていれば、 (怒られたりもなく)何も言われません」
「S級に上がってすぐぐらいの時は、とにかく行くだけ(ただ駆けるだけ)でしたが、 『もう、それはいいやろ』と言ってもらえて、 今は自分も残るところから行くようにしています」
「ただ、(それを)考えすぎて、なかなかうまくレースができていないんですけどね」と、 話していました。
2006年に初のS級入りを果たしましたが、半年で降級。その後、2年半A級戦を経験し、 昨年7月から再びS級へ。 今シリーズも準決勝で敗退と、まだ決勝入りはありませんが、 初日はコンスタントにクリアーできるようになってきて、 決勝入りも時間の問題と言えそうです。
土屋裕二選手(静岡・81期)
前検日、「ここ2節は、ダービー組がいない開催でしたけど、いい感じできています」と、 好調ぶりが伺えるコメント。
今シリーズ、初日は7番手からの捲り、準決勝はいい伸びを見せて、3場所連続決勝入り!
「今は 目標がないときは、前々、最低中団という感じです。飛び付きや、ごちゃついたら捲りも考えて」
竹澤浩司選手(富山・90期)
「補充が多いから成績もいいように見えますけど(笑)、でも、感じは悪くないです。 今回も先行で頑張ります」
小堺浩二選手(石川・91期)・田中充選手(三重・87期)
前検日、楽しげに話していた中部の若手機動力タイプの2人。
履物もお揃いでした!
最終日には、地元選手がスタジオにゲスト登場してくれました!
古田義明選手(79期)・梅澤謙芝選手(57期)
この後は、揃って4月1日からの立川戦に登場予定。 共にバイクが趣味だという2人は、この立川戦の後に、他の選手たちと一緒に 「ツーリング」 に出かけるそうですよ。
「今シリーズの最後の一枚」
会田正一選手・石毛克幸選手・ 成清謙二郎選手
帰り支度を終えた、千葉軍団の皆さんです。お仕事お疲れさまでした。お気をつけて!
谷友梨子
次回は、4月20日からのFⅡ戦です。次回もご期待ください。