山田圭二V(愛知・70期) 2009年6月29日~7月1日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

 

                   

 

 6月も3節目。今回は、梅雨らしい空、コンディションとなりました。そんな中、 連日多くの方にご来場いただき、ありがとうございます。初日のある時間帯は、本当にすごい雨で、私も少し外へ出てみたのですが、 傘があまり役に立たないほどでした。

 

 

 さて今節は、前回に引き続いてのFⅡ戦。『第2回ベイサイドナイトレース杯・ Kドリームスカップ』が、6月29日(月)~7月1日(水)の日程で行われました。S級経験者、 来々期S級点を確保した選手、S級勝負駆けのラストチャンス…、さまざまな思惑が入り混じった、激しい戦いが連日繰り広げられました。

 

 そんな乱戦を見事に制したのは、山田圭二選手(愛知・70期)

 

            

 

 

 決勝戦には、中部勢が5車乗ってきましたが、 三岐コンビと愛知トリオが別線になり、3分戦プラス1の形に。 ラインの先頭は大谷靖茂選手(愛知・93期)、北村信明選手(徳島・93期)、田中充選手(三重・87期) の3選手。内村豪選手(鹿児島・67期)が単騎でした。

 

 山田選手は、初日選抜戦同様、大谷選手の番手を回ることに。競走得点だけを見ると、吉田健市選手 (愛知・87期)の方が約2点上回っていましたが、吉田選手が、

「点数は、たまたまあるだけで、僕には実績がない。3番手を固めるのが筋だと思います」

ということで、愛知は大谷選手-山田選手- 吉田選手の並びになりました。また、大谷選手と山田選手は、 兄弟弟子の関係でもあります(師匠は黒須修典〔おさのり〕さん)。

 

 レースでは、後ろ攻めから先に押さえた大谷選手を、北村選手がジャンでさらに押さえて先行。 すんなり3番手に入った大谷選手でしたが、ホームから果敢に仕掛けて、北村選手と大谷選手の、93期同期の、 力のこもったモガキ合いとなりました!

 このモガキ合いを制したのは、大谷選手。 バックで北村選手を捲り切りました。あとは完全Vめがけての力走となりましたが、それを阻止したのは、番手、 兄弟子の山田圭二選手!ゴール前、気合いの追い込みを見せての優勝! 初日は大谷選手の先行を差せず2着となっていましたが、決勝はそのリベンジ!1/2輪差し切って、同門ワンツー。おととし富山以来、 2年ぶりの優勝を飾りました!

 

 女性ファンからの黄色い声援も飛ぶ中、表彰台に立った山田選手へ、喜びの声を訊きました。

 

             

 

 「大谷君が勝つ競走をしてくれたらいいと思っていましたけど、吉田君も3番手を固めてくてれ、 心強かったです。レースは大谷君に全て任せていました。あとは、自分が差せるか差せないかだけだと思っていました。ゴール前は、 交わすことだけを考えていました」

 ゴール後には、右手がサッと挙がりました!そのことに触れると「優勝は、 何回やってもいいものです!」と!ちなみに山田選手は、これが通算15回目の優勝。喜びが素直に出ていました!

 

 「練習仲間や、今回は大谷君、吉田君の助けもあって、優勝することができました。これからも、 もっともっと練習して、皆さんが興奮できるようなレースを心がけていきたいと思います。 これからも応援よろしくお願いします」

 

             

 

 持つ差し脚はS級クラスのものですから、まだまだこの位置でとどまることはないでしょう。 「近況は練習量も増やして、脚の感じは戻っています」とも語ってくれました。中部地区には、 若手の自力選手も充実していますから、山田選手の今後の巻き返しは必至です。

 

 

 さて、今回の決勝戦では、93期同期による、 激しいモガキ合いが見られました。ともに選抜から勝ち上がった、大谷靖茂選手(愛知)と、北村信明選手 (徳島)

 

             

              (左: 北村信明選手、右:大谷靖茂選手)

 

 脚質は全く違う2人。大谷選手が地脚タイプなのに対して、 北村選手はダッシュ型。しかし、同期ということで、お互いの意識は、かなりあったようです。

 決勝進出インタビューでも…。

大谷「対戦成績は、あまりよくないんですけど…。 でも負けられない相手なんで!同期は、意識しないつもりでいても、 意識しますね。先行基本に積極的に。前に走ったときは、北村君に突っ張られて、 自分もそれにはまっちゃって…。北村君と自分で8・9着だったと思います」

北村「大谷さんに勢いがあって強いので、 負けないように。行けるところから行って、見せ場を作りたい。(同期で仲もいいが) レースになったら関係ないので、ガチンコ勝負で行かせてもらいます!大谷さんとは、 チャレンジのころから何回か走っているけど、いつも負けているので、決勝は勝ちたいですね」

 

 決勝では、2選手のインタビューどおり。北村選手の言葉を借りれば、まさに 『ガチンコ勝負』になりました

 ただ、バンクの上では戦う相手でも、レースを離れると、 とても仲の良い2人。聞くと、競輪学校時代は同じ組だったとか。これからも対戦は、 何度となく組まれることでしょう。将来はお互い上のステージで…。そんな楽しみもあるライバル対決に、今後もご注目ください!

 

 そして今回の決勝で、愛知トリオの3番手を固めたのが、吉田健市選手(87期)

 

             

     (左が吉田選手。 北川貴之選手〔愛知・92期〕とポーズを決めてくれました!)

 

 さきほども少しコメントをご紹介しましたが、愛知の3番手を回ったのにも、

 「点数じゃない。点数はたまたま今あるだけで、圭二さんとは実績が違う。僕は勉強中なので、 圭二さんが前なのは当然だと思っています」

と語ってくれたように、競輪道を大切にする選手。いつも大変明るく取材に応じてくれますが、 レースの話になると、本当に一本筋が通っていて、真面目に語ってくれるタイプです。 これで4節連続決勝進出。久々のV奪回へ、リズムは上がってきました!

 

 

 さて、次回の四日市ナイターは、七夕が初日となるFⅡ戦です。もちろんメインは1・ 2班戦トーナメントですが、注目は96期在校1位&卒記チャンプの西村光太選手。 全国の競輪ファンから注目されるデビュー戦となるのは、間違いありません。そんなプレッシャーを跳ね返して、 どんなレースを見せてくれるのでしょうか?ぜひ次回もご期待ください!


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