こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
今シリーズは、「Kドリームスカップ 第2回ベイサイドナイトレース杯 (FⅡ)」が、 2010年9月20日~22日の日程で行われました。
A級優勝は、秋山貴宏選手(佐賀・89期)
(優勝後、検車場で)
今年から降級。この四日市戦では、今年4回目のVを飾りました!
今シリーズは、2日目の準決勝、10レースでは森川大輔選手 (岐阜・92期)、続く11レースでは町田勝志選手 (静岡・76期)と、1番人気選手が相次いで敗れる波乱もありましたが、 最終12レースでは主力が勝ち上がり、 好調メンバーが決勝に出そろいました。
ラインは、秋山貴宏選手、三木翔太選手 (群馬・95期)、臼井昌巨選手(愛知・89期)による3分戦。
臼井昌巨選手
「先行は三木選手か臼井選手。 これを秋山選手が捲るか…」というのが、大方の見解。人気は、関東の差し目 (芝田和之選手→三木翔太選手) が6.5倍で1番人気。
三木翔太選手
準決勝は、秋山選手を捲らせず2着で決勝入り。 「調子はいい。準決勝は、先行して2着なので、いいと思います。決勝は、 挑戦者のつもりで主導権を取りたいと思います。逃げ切りVですか?してみたいですね」
芝田和之選手(埼玉・77期)
「近況落車が続いて、まだ完調じゃないけど、今回は流れがいい。準決勝は三木君のおかげ。三木君は、 前回の川崎でも同じ配分(連係はなし)でしたが、いい選手だなと思って見ていました。決勝は、 自分の仕事がキーポイントなので、緊張しますね。優勝とかは考えず、まずはしっかり番手の仕事をしたい」
その裏目が7.1倍の2番人気。西ラインの押し切り (秋山貴宏選手→光畑政志選手) が9.0倍の3番人気で続いていました。
レースは、 ジャン前に一旦臼井選手が押さえましたが、 これを三木選手がホームでカマシ切る展開。しかし、 7番手になった秋山選手も、 同時に捲り上げて巻き返しに。 4コーナーで捲り切った秋山選手が、 ラインの光畑政志選手(岡山・84期) を連れ込んでのVゴール!8月大垣以来、 今年4回目の優勝となりました。
A級とはいえ、 9月の時点で4回目の優勝というのは、なかなかお目にかかれない数字です。
秋山選手は、185センチの長身から繰り出す先行・捲りが持ち味。デビュー5年目で初のS級入りを果たしましたが、今年から降級。 降級した今年の前半はなかなか結果が出ず。 意外にも、降級後初Vは4月の別府でした。
実は、 昨年9月に結婚した秋山選手。 この別府の直前に初めてのお子さん (女の子)が誕生したそうで、 それも奮起の材料となったようでした。 また、秋山選手の初弟子、好永晃 (よしながあきら)選手も98回生として7月にデビューし、パパとして、師匠として、 精神的にも一回り大きく成長し、そこからは快進撃!順調な戦いを見せています。
今シリーズも、初日特選は11秒0の快速捲りを披露!レース後は、そのタイムを見た他の選手から、 感嘆の声が出ていました。
優勝インタビューでは、 「嬉しいです。決勝は、初日(特選…11秒0の捲り追い込み)ほどはタイムは出ていないと思いますけど、 展開が向きました。(後方になりましたが)踏んだ感じは、結構進んだので、もしかしたらイケるかなと思いました。 快進撃の理由ですか?ん~。子供も生まれたし、弟子も頑張っているので、 自分も気合いを入れて頑張っています。前期はもう少しのところでS級の点が取れなかったので、 今期はS級の点が取れるように頑張ります」 と話していました。
四日市競輪では、お客様をすぐ目の前にして優勝インタビューや抽選会を行うのですが、秋山選手は 「テレビカメラの前だけのインタビューはあるけど、お客さんの前では初めてで緊張した」と、 表彰式が終わってから話してくれました。どうりで、言葉数が少ないと思いました(笑)。
秋山選手の最近の快進撃は、もちろん本人の頑張りが一番ですが、心身ともに支えてくれている家族の存在、 またお弟子さんや共に練習しているアマチュアの若手レーサーの存在が、いい励みになっているようです。 精神的にも一回り大きく成長し充実している秋山選手のこれからの更なる邁進が楽しみです!
決勝2着 光畑政志選手(岡山・84期)
決勝は、捲った秋山選手追走の2着。
準決勝後、「連日、前の選手のおかげです。四日市は、 S級でも決勝に乗っているので、相性はいい。決勝は秋山君。 連係は初めてです。初日はすごかったので、決勝も期待しています」と連携を楽しみにしていました。
今期から降級。決勝にはコンスタントに駒を進めていますが、まだVは無く、そろそろ優勝の期待がおおいに集まるところです。
決勝3着 竹内一暢選手 (滋賀・84期)
バックでは最後方でしたが、自ら捲りぎみに追い込んで、 (前方でアクシデントありましたが)3着に入りました。
四日市は、今年の3月以来、2回目の登場。前回登場時は抜群の動きで決勝入り(決勝3着) 。今回は、 落車明け2場所目。「右手を打ってちょっと腫れてましたがもう大丈夫。四日市はイメージがいいです」と、 今回もいい動きで2連勝で決勝進出しました。
なお、決勝では最終4コーナーで残念なアクシデントも(芝田和之選手、 小坂勇選手、郷坪和博選手、南大輔選手の順に、4選手が落車)。 郷坪選手と小坂選手が再乗。 芝田選手は携入で8着ゴール。 最後に残った南大輔選手は、 なかなか起き上がれませんでしたが、気力で起き上がって、痛めた身体を庇いながら携入で9着ゴール。スタンドからは、 惜しみない拍手が送られていました。
南大輔選手(京都・76期)
目標あればマーク策、 ラインの前なら捲り、先行の自力主体に「何でもアリ」の自在戦で立ち回っています。
近況については、 「ちょっと成績がよくないですね。レースが甘いです。レースの組み立て、位置取りが悪いですね」と話していましたが、今回は、 連日捲って、3場所ぶりに決勝入りを決めました しかし、 決勝戦ではゴール前で落車。痛みをこらえてゴールした姿に、ファンの皆様は大きな声援がかかっていましたが、体調が心配です。
南選手には2人のお子さん (女の子と男の子)がいらっしゃるそうで、「夏休みには家族で旅行に行きました。リラックスできて、本当にいい休養になりました」と、 前検日には優しいパパの顔も見せてくれました。
郷坪和博選手 (神奈川・70期)
今シリーズは、 3年ぶりのA級決勝入り。準決勝は、3.67→3. 71にギアを上げ、「久々に決勝に乗れて嬉しいです。準決勝は、 軽くて脚を溜められたので、直線でコースを見きわめることができました」とニッコリ。
橋本良選手(千葉・88期)
近況の戦い方については、「自力中心に、自在に動いていますね。先行もありますし」と、今シリーズは、 初日・ 2日目は、新人98期を相手に先行策を見せていました。
橋本選手の自転車に張られた名前ステッカーには、人気の癒し系キャラクター 「リラックマ」のイラストが!
「僕、リラックマ好きなんですよ」と、実は車にもリラックマのぬいぐるみが積まれているそうですよ!
松永将選手(茨城・89期)
今シリーズは、初日予選が8分の1輪差の4着と、準決勝進出を逃しましたが、残り2日は俊敏な立ち回りから捲って2勝! 初日が悔やまれる結果となりました。
練習仲間には、 先輩の武田豊樹選手もいて、「力がついてきているという実感はありますね。でも、まだまだ頑張らないと」 と、近況は流れも状態もいいそうです。
松永選手のリラックス法は、 喫茶店で本を読むこと。「小説を読んだりします。最近は、村上春樹さんの『ねじまき鳥』を読みました」とのことですよ。
今出隆選手(石川・75期)
今出選手は、 今年V2(2月広島、8月岸和田)。共に、 番手戦での優勝です。
2月の広島が2年半ぶりの優勝で、 「恵まれました。もう、優勝はないなあ~」と笑いながら話していた今出選手でしたが、8月にも優勝を飾り…。「あれは岡崎 (景介)サマサマです!岡崎君はすごい踏み出しで、付いて行ければいいと思っていました。ゴール前は、 岡崎君が手を抜いてくれたんじゃないのかな?(冗談)」と、言いながらニコニコ顔でした。
その取材中、「じゃまだよ~」 と通りかかったのが、同期の野田英吾 (群馬・75期)。
「さっきまで、(同期の) おっくんがいたのにな~」と2人がキョロキョロしていましたが、見当たらなかった為、 ツーショットで写真に。
「ところで、おっくんて、誰ですか??」と訊いてみると、
おっくん=奥野正人(大阪・75期)選手でした(笑)。
同期同士の会話を聞いていると、何年経っても当時の学校時代のままで本当に楽しそうに喋っているので、 見ているこっちまでとても楽しくなります!
加藤学選手(岐阜・69期)
6月15日に高知で落車。8月一杯まで欠場し、9月の奈良で復帰。今節は復帰3節目です。
「尾骨骨折で入院もしていましたが、もう大丈夫です! ゼロからのスタートだと思って頑張りますよ!」と、力強く話してくれました。
先月8月に、「シマノ鈴鹿ロードレース・2時間エンデューロ 4人」 で準優勝。メンバーは、志智俊夫選手、 松尾淳選手、 一丸政貴選手の義理のお兄さん(一丸選手の奥さんのお兄さん)との4名だったそうです。 加藤選手は毎年この大会に出場していて、昨年の大会でも2位でした!
ちなみに、話すとめちゃくちゃ面白い加藤選手!「飲み会とか好きですね~」と、 加藤選手が居ると盛り上がるでしょうね!
角令央奈選手(兵庫・98期)
皆様もご存知のとおり、数限りないアマチュア実績を引っ提げ、競輪界に現れた角選手。
「名前が先に売れていますが、 期待に応えられていない。なかなかうまくいかないですね…。プレッシャーはないんですが… 。直前の富山も、 押し切らないといけないんですけどね(予選、準決勝=先行3着)。今は、 後手を踏んだらそのまま終わってしまうことがあるので、行くところではしっかり行きたい。 中途半端なレースをしないようにしたいです」
「師匠 (松岡健介選手) には、『早め早めに(踏め)。それで持たなかったら、それはお前の力だ。とりあえずドーンと行け』 と言われています。師匠は優しいです。 お兄さんみたいな感じですよ」
星野利昌選手(三重・ 54期)
ホームバンク戦は、今年3月以来、2回目の登場です。仕上げて臨んだ地元戦、 初日は3着とクリアーしましたが、準決勝戦は展開向かずで敗退となりました。
前検日、にこやかな表情の星野選手。 「趣味?パソコンで映画を見たりすることかな」
「愛知の新鋭レーサー」
中村賢二選手(愛知・97期)・近藤良太選手(愛知・93期)
バック19本と、先行主体の積極戦で戦っている近藤良太選手。 今期3班降班後は全て決勝進出、優勝が2回あります。
今シリーズも優勝が期待され、決勝でも人気を集めましたが、3着と終わりました。
デビューした頃は、まだまだ高校生のようなあどけない顔立ちでしたが、最近は表情も引き締まってきました。来期は、 3班から1班に昇班が決まっています!
中村賢二選手は、三重初出走。陸上出身の適性組です。
「点数は少し上がったけど、96期の強い人がいなくなっただけなので、力が付いたとは思っていません。 脚質は… 、地脚、ダッシュとも中途半端ですね。レースは先行主体に組み立てています。 そこまで先行にこだわる! という訳ではありませんが、自分のペースで走れないと、着も悪いですね」
社会人経験のある中村選手。三重県津市の日本料理店で、 料理人をしていたそうです!ちなみに、お父さんは、愛知県豊田市の寿司屋『浜東鮓』(はまあずまずし) を経営、お寿司を握っていらっしゃるそうですよ。
「競輪はテレビで知りました。元々陸上をやっていましたが、HPで適性試験があることを知って応募しました。 受かったのは4回目です」
「卒業後、2回目の再会!」
新保堅進選手(群馬)・小谷文吾選手(三重)
79期同期の2人ですが、「会ったのは卒業して2回目!」だそうで、 本当に久しぶりの再会だったようです!
ちなみに、新保選手は、四日市は、01年10月以来、実に約9年ぶりの登場です!
小谷選手は、ホームバンク戦。「富士山に合宿に行ってきましたよ!結果を出したいですね」と、 意気込みも十分でした!
「元気ハツラツ?!」
の、ポーズを取ってくれましたが、「競走が続いていてちょっと疲れてるかも?!」と、前検日、 若干お疲れ気味の森川選手(笑)。
「近況は、良かったり悪かったりで…。決まり手も、 逃げと捲りは半々に、バックも10本はつけたいですね。来期は多分S級に行けると思うけど、 こんな成績じゃダメですから頑張ります」
「S級に向け、今は体作りをしています。 ウェイトとか食事に気をつけたりとか。 まだまだ体が細いから、これではS級では通用しないですからね」
北村篤選手(岐阜・94期)
今期初の2班。
「(今期の1・2班戦について) ん~、結果が出ないですね…。 先行でも捲りでも、レースの流れに乗って行きたいですけど、 タイミングを掴みきれていないですね。徐々に良くなっていけばいいのですが」と前検日話していましたが、最終日には、 格上の隅貴史選手を捲らせず、先行逃げ切り!自信がついた1勝となったのではないでしょうか。
町田勝志選手(静岡・76期)
決勝入りを期待された町田選手でしたが、準決勝で敗退。しかし、最終日はきっちりと勝ち星を上げ、シリーズを締めくくっていました。
今期から降級となり、降級後は8月の弥彦で優勝を飾っています。近況については、「練習もできているし、流れもいいですよ」とのことで、 S級復帰も期待されます!
和田治恭選手(愛知・64期)
小柄な体で、いつも元気いっぱい!競輪以外の自転車のレースにも積極的に参加している選手です。
西崎浩選手(岡山・49期)・宮崎琢也選手(大阪・62期)
前検日、真剣な表情で話し込んでいた2人。カメラを向けると、「(写真は)どこに載るの?」と、陽気な表情の西崎選手!
「山口から車で来ました!」
山下一輝選手(96期)・隅貴史選手(91期)
「土田博光さんと3人で来ました。渋滞にあって、 ちょっとヘロヘロです(苦笑)」と、着いた早々で、 少々お疲れ気味ではあったんですが、写真を撮らせていただきました。
山口の副支部長・土田博光選手(68期)
「この四日市が終わってすぐに地区プロなんです。ナイターだし、 終わってすぐに帰らなくちゃいけないから、車で来ました」
「防府は来年の5月には全プロがあるんですよ。 防府で大きな大会があるなんてあまりないですから、盛り上げていきたいですね」
隅貴史選手は、四日市初登場です。
「最近で3回落車しているけど、落車の影響はないです」 と、まだ手に傷はあるそうんなんですが、 元気そうな表情を見せてくれました。
リラックス法は?と訊いてみると、 隣にいた後輩の山下一輝選手から、「娘さんですよ~」という声が。 隅選手には、 1歳6ヵ月になるお嬢さんがいらっしゃるそうです。パパが選手だというのは (何となく)分かってるそうなんですが、 テレビなどで見る選手とパパの区別はつかないようで、誰を見ても 「パパ~!パパ~」と言うそうですよ(笑)。可愛いですね!
山下一輝選手(96期)は三重初出走。
早駆けも苦にしない先行力が持ち味。 今年1月に、チャレンジ戦9連勝で2班特進を果たしました。
「地脚タイプで、先行で戦っています。 上(1・2班戦)のレースはチャレンジと違って、仕掛けも早いし、緩んだらすぐ来られますね。 師匠(大林勝敏選手) には、バックを取ってこいと言われています」
今シリーズは、3日間バックを取る競走。初日予選は、土田博光選手を連れてラインでワンツー。 逃げ切り勝ちを納めました!
ちなみに、好きなタレントは「香里奈さんです!(好きな女性の)タイプですね~!」だそうですよ(笑)。
徳丸泰教選手(兵庫・95期)
三重は初出走です。
師匠であり、お父さんでもあるのが、徳丸佳克選手 (46期)。直前のびわこは、 師匠と同じ斡旋でした。
今シリーズは、 3日間バックを取る競走、準決勝は5着と敗れましたが、最終日は先行逃げ切り勝ち。290円の一番人気に応えていました。
竜門孝宗選手(兵庫・95期)
四日市は、今年4月以来、2回目の登場です。
2場所前の別府予選で落車をしていましたが、「もう大丈夫です。練習もできています!」とニッコリでした。
「趣味はパソコンです。色んな選手のブログなども見て、勉強させてもらっていますよ」
「練習仲間です!」
山本晋平選手(愛知・83期)・臼井昌臣選手(89期)
初日終了後、準決勝戦の番組を見て、「お!一緒だ」と、本当に嬉しそうな2人。「山本選手は、 「臼井には優勝も取らせてもらったことがある!」と相性もいいそうです。
山本晋平選手は 、 「今回から自転車を変えました。山内卓也さんのです。山内さんがオールスターの時に新車で乗って9・8・ 9…、厄払いで僕の所に(笑)。でも僕には合っていて感触がいいです。貰ったわけではないんだけど、結果を出したら貰えると思うから、 頑張らなくちゃ」と、満面の笑顔。愛おしそうに眺める、深みのある赤の自転車はいかにも走ってくれそうです。
8月の四日市FⅠ戦では、山本選手の大親友、 練習仲間でもある笠松信幸選手(84期)が、S級決勝2着。「価値観とか考え方が一緒で、 寝る時以外は一緒に居ますね。あ、たまには一緒に寝るかな(笑)。あいつの活躍は励みになるし、 僕も頑張らなくちゃと思えますね」
7月の降級後、なかなか決勝に乗れず、今回も準決4着と敗れ歯痒い思いの山本選手ですが、 ここは踏ん張って結果を出していきたいところです。
臼井昌臣選手は、直前の大垣で約4か月ぶりの決勝進出。続く四日市では、「久しぶりに感じがいい!」 と2連勝で決勝入り、準決終了後もニコニコ顔でした。
4月に岐阜→愛知に登録地変更をした臼井選手。 環境も一転して、「練習もしっかりできています。愛知に移籍してから、だんだん結果が出てきました」とのこと。
元S級、強地脚活かした先行で力走を見せる臼井選手。 競走得点も少しづつ上がってきており、このまま波に乗っていきたいところです。
谷友梨子
次回も四日市競輪にご期待ください!