こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
今シリーズは、中京スポーツ杯・ ウィンターナイトレースカップ(FⅡ)が2010年2月4日~6日の日程で行われました。
優勝は、地元ホームの伊藤世哉選手(87期)。
(優勝後、検車場で)
昨年2月武雄以来、1年ぶりの優勝を決めました!
今節は北日本から九州まで、 全国あっせんのシリーズでしたが、準決勝で東日本勢と中四国勢は姿を消し、 逆に中部勢が6名の勝ち上がりに! うち3選手が若手先行選手。さすがにまとまる訳にはいかず、 各ラインの『先頭-番手』が中部の選手。 3番手に他地区の選手が付いての3分戦になりました。
レースが動いたのはジャン前。 後ろ攻めの山崎晃選手 (石川・95期)が一気に先行態勢に。
山崎晃選手 (石川・95期)
しかし、周回中中団に構えていた徹底先行タイプの山田隼司選手(岐阜・ 91期)もすぐに反撃! ホームではモガキ合いになり、1コーナーでは山田選手が山崎選手を叩ききりました。
山田隼司選手 (岐阜・91期)
しかし、この叩き合いは、地元コンビの捲りを誘う形に。 2コーナーから満を持して捲った西村光太選手(三重・96期)が、 3コーナーで完全に捲りきると、 あとはライン3人の勝負に。
西村光太選手(三重・ 96期)
ゴールは、番手を回った伊藤世哉選手が、 準決勝同様に差し切って、昨年2月武雄以来、1年ぶりの優勝を飾りました!
優勝インタビューでは 「今日は光太のおかげです。 光太が優勝できるように走ってもらったら、僕にもチャンスがあると思って。あいつが早めに行ってくれたので、 僕にもチャンスが巡ってきました。 レースでは前がモガキ合いになって、「いいぞ」と思いました」
「光太は強かったですね。 ちぎれないように、歯を食いしばりました」
「まだまだ詰めが甘いんですけど、 もっと練習して頑張ります。またS級に戻って、以前S級にいたときのような甘い組み立てじゃなくて、 ずっとS級にいられるような選手になりたいです」
実は優勝後、伊藤選手からこんな内緒話が…。
「今日は初めて、『僕はスポーツ選手なんだなぁ』」と思いました。 これまで15回優勝しているんですけど、 今回みたいな表彰式を経験したのは初めてなんです。 たくさんのお客さんに残っていただいて、本当に嬉しかったですね」
表彰式は、選手にとっても嬉しいものなんです!
可愛い男の子にサイン入りのユニフォームが当たりました!
2006年7月に初のS級へ。昇級当時は、とにかく先行策を貫いて大きい着ばかり。しかし、 近況は自分の脚質を考え、戦い方も変わってきました。
S級、A級と行ったり来たりとしていましたが、昨年の1月に降級。 1月、 2月に2回の優勝を飾りましたが、以降は優勝がなくスランプに陥っていました。
顔を合わせてもあまり元気がない日が続いていましたが、今回の伊藤選手の表情は違っていて…。
「すっかりよくなりましたよ。支えてくれた周りの人に感謝ですね。(普通に)頑張れるので、これからどんどんとやりますよ」と、 目を輝かせていましたが、今回は見事復活V!
この箱の中に、 優勝カップなどが入っています!
決勝で伊藤選手を引っ張った後輩の西村光太選手 (三重・96期)が、「僕も掛かりが良かったし優勝できるかなと思いましたけど、伊藤さんが仕上がっていましたね」 とレース後話していたほど、今回の伊藤選手は違っていました。
「光太のおかげです。ちょっとスランプだったのですが、1年ぶりに優勝できたので、 いいキッカケになると思います」と笑顔がこぼれました。
決勝 2着。西村光太選手(三重・96期)
昨年10月富山で、チャレンジ戦9連勝し、2班特進。2班戦ではV1 (12月の名古屋)。 ルーキーチャンピオンレースの権利も手に入れています。
前検日、同期の松尾透選手(福岡) と
四日市は、昨年7月デビュー戦(3班戦) 以来、2回目の登場です。
そのデビュー戦は四日市戦では、初日は1着でクリアーしたものの、準決勝は7着と敗退。やはり、在校1位・ 卒記チャンプということもあり、周囲の期待は相当なもの。圧倒的人気を集めていて、 ファンの皆さんには納得してもらえない結果に終わりました。
「今回はデビュー戦失敗の借りを返すつもりで来ました」と話すとおり、 前走の落車の傷みを気持ちでカバーし、 しっかり決勝進出。
決勝は、西村選手自身も「掛かりは良かった」 と手応えは良かったのですが、2着と終わりました。しかし、デビュー時よりどんどんと力を付け、これからの活躍にも期待が集まります!
<おまけ>
競輪学校時代、夏休みに帰省時の一枚!
3着は那須久幸選手 (福岡・71期)
「決勝は、西村君の3番手。過去2回、回っています。 西村君の走り方は、十分わかっています」と、3番手を選択した那須選手が3着。
「今年に入ってから、感じはいい」とのこと。年明け初戦の、別府決勝では、 目標の秋山貴宏選手は不発でしたが、先手ライン3番手に切り替え、直線追い込みV!右手でガッツポーズも飛び出していました。
それでは、その他の選手の表情もご覧いただきましょう!
「ミスター・ピンク」
こと、岐阜の副支部長も務める、 水谷雅樹選手(岐阜・71期)。
自転車、シューズカバー・検車場での履物など、徹底してピンクで統一されています! 決勝戦の車番が8番車と知ると、「よっしゃ~」と笑顔。
「今回は、弟子の板橋慎治と一緒。僕の背中を見て何かを感じてもらえるように、頑張りたいたいですね」 と話していました。
その水谷選手の弟子、板橋慎治選手 (岐阜・95期)
186センチの長身。ダッシュタイプの選手です。
師匠の言葉を伝えると、「僕の方が頑張らなくちゃ。恥ずかしい競走はできないですよ」と、 気合の入った表情。
今回は、中2日で体調が…と話していましたが、きっちりチャレンジレース決勝進出! 先行して3着に残っていました。
「次は地元戦で、また師匠と一緒なんです。頑張ります!」
趣味は「買い物」。栄や大須(名古屋)にブラブラ出かけるそうですよ。
高森旭二選手(東京・95期)
三重初出走。「地脚タイプで、押さえ先行基本の組み立てですが、カマシ・ 捲りとなんでもやっていきたいですね」
高森選手は、決勝2着はあるんですが、まだ優勝ががなく、それについては、「焦って、 早めに仕掛けてしまうからですかね。もうちょっと(落ち着いて)遅くしないと駄目ですね」と話していました。
ニックネームは、「モリモリ」。特技は「ものまね」です!
植草亮介選手(千葉・90期)
捲り、カマシに威力があるスプリンター。 四日市は、昨年8月3班戦以来、3回目目の登場です(前回は完全V)。
2場所前の静岡では1・2班戦初Vを達成。「チャレンジ戦よりも、 1・2班戦の方が走りやすいですね。チャレンジ戦は相手がどこから来るかわからないけど、 1・ 2班戦は、相手のことを自分もよく知っているから、対応しやすいですね」
趣味は「車」。「千葉から四日市まで車で来ましたよ」
武田和也選手(奈良・92期)
強地脚活かした先行一本の攻めで、徐々に力をつけてきています。 直前の小倉は、特選スタートで「9・2・⑨」
「動きに行って動けなかったときに、9着になるのはイヤ。やっぱり『9』取ってたら、点数も下がりますしね。 前回 『9』を2回取ってしまったので、それを取り戻す意味でも、今回頑張りたいですね」
「四日市は、 走りにくいという印象もないし、直線の長さも気になりません。寒さですか? 寒い方が、他の人が動けなくなる分、逆にいいですね」
村上順規選手(新潟・80期)
近況については、「去年が悪すぎたからね。立て直さないと」
「これからは、人の後ろをまわる競走を増やしていきたいですね。後ろの競走だと、 『何で前を回らないの?』って訊かれることもあるんですけど、若手がいたら後ろの競走で」
「ただ、それを許してくれる番組には、なかなかならないんですけどね。 ラインの前の時は、展開によっては先行も含めて自力ではやっていきますけど」
趣味は 「ラジコンカー」。「自分で組み立てるんですよ。子供の頃は、ラジコンなんて買ってもらえなかったから、今頃ハマッてます(笑) 」
西村将己選手(福岡・78期)
近況の戦い方については、「行ける時があれば行きますし、 相手が強ければ粘ることも考えたりもします。メンバーや流れ次第ですね」
趣味のひとつに「ソフトボール」が。「地元に、『とり武』 という焼き鳥屋さんがあるんですけど、そこの大将が監督で、メンバーは僕達選手とお店の人。チーム名は『とり武ブルドッグ』です」と、 とても楽しそうでした!
小沼健太郎選手(千葉・85期)
今期から降班。「去年は、鎖骨を2回、左と右を両方やりました。腰も駄目だっだし。 去年は練習できなかったですね(苦笑)。今期からチャレンジ。自力基本に頑張って動いていきたいですね」
趣味は、「音楽」。「ハウスとクラブ系の音楽をよく聴きますよ」
高鍋邦彰選手(福岡・95期)
三重初出走。今期から初の2班。パワフルな先行、捲りで、1・2班戦でも期待集まる選手です。
チャレンジ戦では、優勝が8回。「チャレンジ戦では、カマシ・捲りなどで勝ちにこだわっていましたが、 2班では、メンバーによりますが押さえ先行中心で。ただ、もがき合いはしたくないですね」
前検日、 高鍋選手と同期の下沖功児選手(宮崎・95期)と。
下沖選手は、先行に徹する攻めで上昇。 今シリーズが初の2班戦ながら、2日目はカマシ先行2着、最終日は捲って2着と、シリーズ2連対、 上々のスタートを切っていました!
中川博之選手(三重・50期)
選手として頑張りながら、 柔道整復師を目指して専門学校に通っていましたが、まもなく卒業。 3月7日にはいよいよ国家試験があります。
「これだけやってきたんだから、受からなくちゃなあ」 と中川選手。主に、 家から学校までの2時間半を勉強時間にあてて頑張っているそうです。
今は、追込みの時期ですね!試験、頑張ってください!!
「検車スタート前に、リラックスして雑談中の兵庫コンビ」
永井進一選手(63期)・辻本兼市選手(66期)
田村英輝選手(徳島・78期)
片山慎二選手(大阪・65期)
前検日に、「近況は流れがいい」と話していて、今回も決勝優出。決勝は6着の成績でしたが、 「僕にとっては、決勝に乗れただけでも、6着でも上出来です」と、謙虚な片山選手。
練習グループ名は「たわわ塾」。「たわわ」ってどういう意味なんだろうとずっと思っていて訊いてみたら、 大阪の貝塚に「たわわ」という地名があるそうですよ。
「最近、釣りを始めました!海釣りで、明石でカレイを釣ったりかな」
山田隼司選手(岐阜・91期)
押さえ先行主体。行き切れば強靭な選手。
前検日には 「最近は、全然決勝に乗れていないので、ダメですね…。先行屋同士で当たったりもして、 自分のレースができていませんでしたね」 と話していましたが、今回は久々の決勝入りに笑顔を見せていました。
優出インタビューに現れた山田選手は、こんなスリッパを!写真では見づらいのですが、 「ガチャピン& ムック」のイラスト。山田選手によると、「周りからは評判よくないんですけどね」 とのことでしたが、可愛いスリッパでした!
趣味はゲームなどということで、「あ!最近、(同世代の若手選手の家で)、男ばかりみんなで大富豪 (トランプ)やってましたよ!」 と、楽しそうでした!
「エライ目に会ったでぇ!」
山田二三補選手(愛知・64期) と松尾透選手(福岡・96期)
松尾透選手に取材中、山田二三補選手が通りかかり…。
「 お前、また来たのか!?追加か! 向日町(一月)で一緒に走ったけど、エライ目に会ったでぇ!」と笑いながら話す山田選手。
山田二三補選手
プライベートでは、 お子さんの野球の試合が日々楽しみだというパパ
「松尾君が捲っていきたのを俺が止めて、久々に会心のブロックが決まったと思ったら、負けちゃったもんなぁ。 新人なんて横はできないのに強かったよ。 一番やっかいな奴が、追加で来ちゃったなぁ(笑)。 同じ番組にならないことを願うわ。松尾君の番手に行ける番組だったら、一緒のレースでもええよ(笑)」
その松尾透選手(福岡・96期) は
「横は苦にならないですね。先行基本に、流れに応じて何でもできるようになりたいですね」
「 脚質が似ているということで、園田匠さんの自転車を借りています。 練習仲間にも恵まれて練習も楽しい」と、毎日充実しているようで、まさに伸び盛りです!
家には二匹の愛犬がいて、 癒されているとか。「散歩もよくしてます。僕、直前に落車をして、足首を捻挫したんですけど、今は痛くないんです。で、 気付くと、犬が足を引きずってて…。僕の代わりに貰ってくれたのかなって思ってるんです」
浅沼聖士選手(静岡・87期)
押さえ、 捲り、カマシと精力的な攻めを見せています。「7割方は捲り・カマシですが、決まり手がついていないだけで、先行もしていますよ」とのこと。
今シリーズに2班へ特進を決めた柴田竜史選手(静岡・96期)は、弟弟子。前検日から 「今回は、弟弟子の特進を見守りますよ」と、話していました。
仕事以外でも自転車が好きだそうで、「町乗りをして楽しんでいます!」
山本貴章選手(岡山・76期)
今期から約6年半ぶりのA級戦です。
「近況は、ちょっと流れに乗れていないですね。練習では、 良くはなっているんですが。1月に3本走って、 8点も落ちてしまいました。まさか…ですよ。(A級で)勝てるとは思っていなかったけど、 普通にいけるかなと思っていた。それが、決勝にも乗れずじまいですからね…」
「ここ2~3年はケガが多くて… 。今まで骨を折ったことがなかったんですけど、 3年前に初めて骨を折ってから、この3年で3回も折ってしまったんですよ」
「前回佐世保では、佐藤成人さん(奈良・71期)と久々に一緒になったんですが、 バランスが崩れているんじゃないか?ということで、色々話をしました。『一本刃のゲタを履いて、 1日1時間くらいやれ(履け)』」とも言われました。ゲタも、 続けてみようと思います」
「実は、 子供が増えるんですよ。4月に3人目が生まれるんですけど、 これが双子なんです!今は、 上が4歳の女、下が3月で2歳になる男。で、双子が男、男です。街で双子のベビーカーを見たら 「かわいいなぁ」と思うとったけど、まさか自分がそうなる(双子の親になる)とはね!」
「そのためには、 こんな成績じゃダメですからね。頑張らんと!」
斉藤由貴選手(北海道・77期)
今期から降級。
「ちょっと最近、 1着がないけど、脚や体調には問題ない。前次第ですね。練習は外 (街道)の方が多いですね。雪が少ないところを乗っています。なので、何日も乗れないということはありません」
「ですから、 寒さは慣れました。 (じゃあ、四日市ナイターの寒さは問題ないですね?…と尋ねると)大丈夫です! 」…と即答でした!
河津照彦選手(愛知・60期)
今期から降級。さすがに、きっちりと決勝入りを決めてきましたが、「(2走して)一杯一杯。 おぼれそうです。A級もみんな強いですね」
渡辺真己選手(奈良・52期)
昨年9月に観音寺決勝で落車をして、85日間の欠場。復帰後6場所目で、嬉しい決勝入り!
「体調も大丈夫。(準決後は)今回は2走して、自分の中では超抜です。 (直前の奈良では一気に捲っていましたが) セッティングを変えてから、自力で捲れるようになりました」
復調気配の渡辺選手。次走からも注目が集まります!
山崎晃選手(石川・95期)
地脚型ながら、スピードも兼備。 先行に徹し上昇中。今年はすでに、 年頭の岸和田で優勝を飾っています。
直前の奈良はインフルエンザで当日欠場。体調は良くなったものの、練習不足のまま四日市参戦。そんな中でも、 しっかり決勝に勝ち上がってきました。
「今は岐阜へ冬季移動して、重倉(高史・95期) と一緒に慎平さんの所(闘心會)でいい練習ができています」
ちなみに、「2人で部屋を借りていて、部屋はロフトべッド。1階が重倉で、2階が僕です。 食事はほとんど外食ですね」とのこと。この冬季移動は、3月上旬まで続くそう。大変ですが、 頑張ってください。
<今シリーズの最終日、 場内イベント「地元選手トークショー」 の合間に
松岡彰洋選手・ 鮒田博文選手がBBスタジオに登場してくれました>
松岡選手の弾丸トークにスタジオは爆笑でした!
<番外編!>
「戦いすんで、また戦い…?!」
今開催、最終日は大雪。帰宅の途に付こうとする選手達の車には雪が積もり、動かせず…。今度は、 雪との戦いが始まっていました。
ペットボトルに水を入れて悪戦苦闘の山田二三補選手。
決勝戦を終えたばかりの西村光太選手もまた戦っています…。
板橋慎二選手は「やかん大作戦」。
雪がだいぶ溶けて、余裕のピースサインは、武田和也選手。
皆さん、お疲れ様でした。雪道の運転、お気をつけてお帰りください。
谷友梨子
次回は、2月19日からFⅠ戦が行われます。次回も四日市競輪にご期待ください。