こんにちは。 BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
今シリーズは日本写真判定杯 (FⅠ)。 2010年2月19日~21日の日程で行われました。
優勝は、東口善朋選手(和歌山・85期)。
(優勝後、検車場で)
昨年10月の地元和歌山戦以来、 4か月ぶりの優勝。今年初Vです。
前検日には、 「次走はダービーがあるので、色々試してみたい。例えば、フレームとかチェーンとか。今回は、 自転車を二台持って来たんですよ。 初日は新車を使ってみたいですね」
その新車で臨んだ初日特選は9着と終わり、「やっぱり自転車を元に戻します」と、 2日目からは使い慣れた自転車で。準決は、 高城信雄選手のマークを阻まれましたが、 後方から内を突き、さすがの縦の脚を発揮して、 しっかり決勝入りを決めてきました。
この使い慣れた自転車の方で、 ダービーに挑むそうです
準決終了後は、 「連日連係が外れて迷惑をかけていますけど、 脚自体は悪くありません。次(のダービー)につながるレースをしたい」と、脚的には何の問題もなさそう。
本来なら人気を集めるところではあるのですが、 このシリーズには松岡健介選手がいて、 その後ろを回る東口選手は「2着」 でといったファンのオッズでした。
その決勝メンバーは、 松岡選手の本格先行一車…、かと思われましたが、話し合った末、三谷将太選手 (滋賀・92期)が前を回ることに。近畿は三谷選手-松岡選手-東口選手- 佐藤成人選手 の並びに決まりました。
三谷将太選手 (滋賀・92期)
三谷選手は、「決勝は、思い切って先行でいきたい。自分の仕事をしたいですね。でも、 緊張する~!!」と、 いつもは強気なコメントが持ち味の三谷選手が、かなり緊張した表情を見せていました。
中部からただ一人勝ち上がった萩原操選手(三重・ 51期)は、 ギアを4.33に上げ単騎を選択。
一方の東日本勢。連係の意思表示を示したのは佐久間仙行選手(東京・62期)- 坂本英一選手 (栃木・59期)。あとの2選手、稲村好将選手 (群馬・81期)、加藤圭一選手(神奈川・85期)は単騎。中でも加藤選手は「先行の番手」 というコメントを出しました。
坂本英一選手 (栃木・59期)
「連日、ギリギリ、スレスレの着 (選抜6着、準決勝3着)ですけど、状態は悪くない。 ここ2場所はいい感じで踏めているし、練習でも踏み応えが出てきました。決勝は、 佐久間君にさんざん世話になってきたので任せる。好きに走ってもらえればいい」
佐久間仙行選手(東京・62期)
「決勝は、 尊敬する先輩(坂本英一選手)に任されたので、非常に緊張します。厳しいメンバーなので、 どう戦うかはまだまとまっていません」
さて、 決勝は、最終周回に入って、 三谷選手がホームガマシ。このマークは加藤選手(当初、松岡選手と並走でしたが、 やがて加藤選手が単独マーク)で、 3番手に萩原選手。 佐久間選手が4番手で、人気の松岡選手は6番手で2コーナーへ。
その2コーナーから佐久間選手が捲って行きましたが、併せた加藤選手が番手捲り。一方の松岡選手は車が伸びず、 このマークの東口選手が自力にチェンジ。
ゴール前は、 番手捲りの加藤選手、 そのマークから追い込んだ萩原選手、自力に転じた東口選手の争いになりましたが、 一番外を伸びた東口選手が、 萩原選手をタイヤ差捕えてVゴールとなりました!
優勝インタビュ-では、「(松岡)健介さんは強いので信頼していましたが、 どうするのかなぁと思って…。(自分がタテに踏んでしまって)申し訳ないことをしました。ゴールは、 交わしているかどうか分からなかったです」
「昨年、四日市記念も走りましたが、 四日市はいいバンクだと思います。 次のダービーに弾みがつきました」とニコニコ顔でした。
プレゼントのサイン入りユニフォームは、 秋田から出張で中部に来られたという、 男性の方に当たりました!
年頭の和歌山記念では、 初の地元記念決勝入りを果たした東口選手。
昨年は、初日で無念の失格。それだけに、 今回の記念はリベンジともいえる戦い。プレッシャーを跳ねのけての決勝入りは、 嬉しさを2倍にも3倍にも感じる報われる結果となりました。
その決勝は5着と終わり…。「目標だった決勝に乗れて本当に嬉しかったけど、 やっぱり優勝はしたかったですよ。 決勝に乗るだけじゃね。年に一回の地元の大事な大会ですからね」
今期は、3年ぶりに2班降班。というのも、昨年前期は、 和歌山記念を初めとして2回の失格が…。ただ、後期には2回の優勝、 そして今年は、 地元記念決勝入り、四日市優勝と、 とてもいい流れできています。いざとなれば、縦の脚を発揮できるのも、東口選手の強み。 ダービーもいい波に乗って臨めそうです!
決勝3着。 加藤圭一選手(神奈川・ 85期)
今シリーズは、初日と最終日は目標無く、「先手ラインのハコ」という厳しい競走に。
「2場所前に落車(失格)があって、前回の奈良記念ははイマイチでした。今回は、 (来る前に)マッサージを受けてきたらとて感じが良かった」と、前検日から、手応えの良さをアピールしていました。
近況は、12月の広島記念で決勝入りはあるものの、 FⅠでは昨年10月以来決勝進出がなく、今回はそれ以来の決勝へ。次走はダービー。手応えを掴んで臨めるのではないでしょうか。
好きなのは「お酒を飲むこと」。「と言っても、普段は飲まないんですけど、 宴会で飲むのは好きですね。(今回、同参加の)邊辺秀明さんともよく飲みますよ。今回も、また帰りに飲むかもね(笑)」
それでは、 その他の選手の表情をご覧いただきましょう
野田源一選手(福岡・81期)
「直前の静岡は、 (びわこの)落車の影響がモロに出ましたね。 もうちょっと走れるかと思ったんですけど… 。ただ、だいぶん戻ってきました。 12月に四日市に来たときと比べると、 物足りないと思われると思いますけど (昨年12月四日市…1・1・④)」
「今の自分に合っている、3.85のギアで変わらずやっています。大ギアだと披露も大きいので、 本当はもう少し落としたいんですけど。 今はみんな大ギア、前でかかってしまうから僕もこれくらい掛けないと対応できないですね」
| 有馬雄二選手(京都・90期) |
今期初S級。今シリーズが5場所目。射程圏占めての捲りで好走を見せています。
「最初の2場所は、レースの参加させてもらえませんでしたね。その後、地元向日町と奈良と、記念を2本走って、 少しS級にも慣れてきました。ただ、 やはり地元(地区)記念の連続はさすがに疲れましたね。今は練習もしっかりできて、気持ちも上向きです」
最近、 車の本を見ることが多いという有馬選手。 車好きなのかと思って訊いてみると、「そうではないんです。今、子供が1人 (2歳の男の子)がいるんですけど、 もっと家族が増えた時のことも考えて、ファミリーカーを買おうかな~と思っていて」 と、なんとも微笑ましいお話でした!
曽我部匡史選手(愛媛・ 82期)
「昨年の10月頃から、やってきたものが(成績と)噛み合ってきましたね。 気分転換や調整もうまくできるようになってきました」
高城信雄選手(兵庫・77期)
「直前の奈良記念の感触は、悪くなかったですね。初日はギアを一発掛けた (3.92)のが裏目に出たんですけど、2日目からは落として (3.79)1着取れました。 四日市は、 記念で決勝進出もある好きなバンクですよ(50周年前節… 1・1・②)」
お酒の席がすごく好きだという高城選手。「お酒が好きというより、 あの雰囲気が好きなんですよね」
片岡浩也選手(三重・49期)
三重の支部長代行も務める片岡選手。最終日には、今期初S級の弟子・ 東鉄也選手ラインの3番手の競走でした。S級では、 初めてラインを組んでの競走でした。
佐々木邦彦選手(68期・兵庫)
大ギア踏み込むカマシ、捲りの迫力は満点。また、発走前の佐々木選手の仕草、 「膝をパンパンと2回叩く」音は、スタジオにいても、 テレビを通して聞こえてくるほど。 存在自体に迫力がある佐々木選手は三重のお客様にも人気があります。
「今回は、同期が多いんだよなあ。8人も一緒!!」 さぞ、 賑やかな開催だったことでしょう。
伊藤健詞選手 (石川・68期)
「近況は大きい着がなくなってきて、ちょっと感じはよくなってきました。セッティングや練習などを試行錯誤しながら、 徐々に手応えを掴んできました」
韓国語を独学でマスターした伊藤選手。「日常会話程度ならなんとか。 とにかく毎日10分でも勉強時間にあてています。もちろん競走中も」
稲村好将選手(群馬・ 81期)
「選手になってから、 今一番展開・流れがいいです!」 直前の奈良記念では、 初の記念決勝入り。次走のダービーは初出場!
一月下旬には、群馬支部のダービー出場者メインの合宿が宮古島であったそうで、「この(寒い) 時期には出来ない乗り込みが出来た。 兵藤さんとも一緒に練習が出来て、いい刺激になりました。 その成果が奈良記念でも出たかな」
四日市は、おととしの11月に優勝もあり、相性のいいバンク。今回も、しっかりと決勝入りを決めてきました。
稲村選手にとって、 常に前を歩く4つ上の兄・成浩選手の存在は大きく、 「兄があれだけ頑張っているのに、 僕が先に下がるわけにはいかないでしょう」と、励みになるいい目標。 お兄さんと自分を比較したことは?と訊いてみると、 「それがね。 僕、典型的なマイペースのB型で、まったく気にならないんですよ。そりゃあ、 僕だって華々しいデビューを飾りたかったですよ(笑)。でも、僕はマイペースのコツコツ型だから」
お父さん(雅士さん)については、「特に、(競走について) 何も言われませんね。いつも、 黙っ~てスピチャンでレースは見てますよ。でも、何も言いません。 言いたいことはいっぱいあるんでしょうけどね(笑)」
松岡健介選手(兵庫・87期)
四日市は、 昨年10月記念以来の登場。その記念では、レース後、 1人入念に自転車をさわっている松岡選手の姿が。「あの頃から、色々限界を感じて、 自転車を変えたり試行錯誤をしています。 前回の玉野から、また新車に変えましたよ」
決勝では9着と敗れましたが、連日圧倒的な人気。準決勝後は、「連日、 オッズを見て、 勝てるように走っています」と、 やはりFⅠでは主役という自覚で、責任を持ってレースに臨んでいる松岡選手です。
昨年はV5(FⅠ)。今年は、直前の玉野では完全V。次走はダービーも控えていて、 そろそろビッグレースでも結果を出したいところです。
初出場の、昨年の岸和田ダービーは、5・2・1・1。「負け戦で勝ってもね。 勝ち上がりで結果を出さないと意味がないですから」 。 2回目の松戸ダービーでは、 ビッグでの「躍進」に期待が集まります。
「ハーレー郡山!」
郡山久二選手(大阪・55期)
最近凝っていることは?と訊いてみると「ハーレー!」という返答が。
「(比較的)最近乗り始めました。 いつも自転車で走っているところを乗っているだけなんですけど、オートバイで走ると景色が全然違うし、色んな発見があるんだよね」
ハーレー姿は見たことがありませんが、かなり似合ってそうです!
平田仁選手(62期・岐阜)
石田將剛選手 (和歌山・87期)
昨年2月に四日市でデビュー初Vを達成。今回もしっつかりと決勝入り。
準決勝は、今シリーズでS級特進を決めた石山直哉選手(徳島)に、 4分の1輪まで迫る捲りを見せていました。
近況成績も安定しており、2回目の優勝もそろそろかといったところ。
荻原尚人選手(宮城・89期)
四日市は、 おととし3月以来(6・1・③)の登場。荻原選手にとって四日市は、デビュー初Vの地 (04年12月A級ツイントーナメント)。 また、 A級・S級含め、過去4回出走しているんですが、 全て決勝進出。
昨年はV3 (2西武園、8一宮・高知)も、近況はなかなか流れに乗れず、「この後は、松戸ダービー→いわき平記念とあるし、 相性いい四日市バンクで調子を上げていきたいですね」と話していましたが、今回は準決勝で車体故障に泣き、敗退となりました。
突っ張り辞さずの積極先行!…かと思いきや、 一転飛び付きに変化するなど、 メリハリある攻めを見せる荻原選手。着には結びつきませんでしたが、 今シリーズも積極的な動きを見せていました。
趣味は?と聞くと、「マージャン!」と即答(笑)。「ブログに載ってもOKですよ」 と言ってくれたので、遠慮なく載せました(笑)。マージャンの攻めも積極的なんでしょうか?!
小橋秀幸選手 (青森・85期)
四日市は、去年の記念以来の登場です。髪の色の色が変わっていて、 「最近ブルーにしました。イメチェン です!結構髪の毛の色は、しょっちゅう変えてます」
「ナイターは(相性)いいんですよ。 近況、 徐々に感じはよくなってきました」
笹倉慎也選手(富山・91期)
S級に昇級して1年。1月の和歌山記念では、初めて準決Aまで勝ち上がっていました。
近況、「逃げ2・捲り6」ですが、「最近は先行して残れるようになってきた」 と、 ここ2場所で逃げの決まり手を「2」付けています。
前検日、 萩原操選手と楽しく雑談中
お母さんの実家が松阪にあるということで、 冬は松阪で練習しています。
「松阪では、午前中は萩原操さんの練習グループでお世話になっています。午後は、 (同級生の) 西村光太選手(三重・96期)と一緒に2人で練習していますね」
谷津田将吾選手(福島・83期)
直前の奈良記念は決勝2着。
「4コーナーでは、 夢を見ました(笑)。(優勝できなくて) やっぱり悔しいですよ。でも、いつまでもそんなことを思っていてもしょうがないから。 前回がよかっただけに、今回の四日市は気持ちの面で、外れないようにしていきたいですね。ダービーもあるし」 次走のダービーは、 意外にも初出場です!
谷津田選手は、保育園の頃から、小学校5、6年の頃まで、ピアノをやっていたとか。 「姉の影響で、結構長い間やってましたね」
今でも「余興で」弾き語りぐらいできるのでは?と訊いてみると、「いやあ、僕、 人に注目されてそういうのをやるのは苦手で(笑)」と、谷津田選手らしいはにかんだ表情でした!
成田健児選手 (神奈川・75期)
初日は、岡村潤選手の番手から抜け出して1着。 しっかりチャンスをモノにしていました。 レース後、「今日は岡村君のお陰です。いつも岡村君はよく頑張ってくれて、岡村くんは 『可愛い!!』」とニコニコ顔でした。
吉川浩士選手(大阪・80期)
自力に加え、差し、飛び付きも駆使。総力戦で戦う吉川選手。一時73点台まで点数を落とした吉川選手ですが、 今期からS級復帰を果たしてきました。
「復帰後しばらくは、3番手の競走でもなんとなく流れ込めていい着も拾えていたんだけど、 やっぱり3番手だと9番手になることもあるし…。やっぱり自力で動けるし、 動け時はラインの前で戦ったほうがいいのかなと今は思っています」と、少し戦い方に悩んでいるようでした。
池尻浩一選手(福岡・63期)
四日市は5年ぶりの登場。「胃の手術をして体重が落ちましたね」とは言いながらも、 笑顔を見せてくれました。
欠場明けで、今シリーズが今年2本目の競走でしたが、 初日は内鋭く切り込むレースを見せていました!
初日終了後の三重の選手達です。「お疲れ様でした!」
山崎吉晴選手・片岡浩也選手・花村直人選手・ 村治久敏選手
「愛知コンビ」
武井克敏選手(75期)・佐藤亙選手(85期)
武井選手は、何故か今まで四日市との相性が悪く、 「今回は大丈夫かなあ」 と前検日は少々不安げ。しかし、今回は決勝まできっちりと駒を進め、 四日市のイメージも変わったのではないでしょうか?
佐藤選手は、「趣味はパチンコ(笑)。 ブログに書いてもらっても大丈夫ですよ(笑)。 パチンコの調子が悪い時は競輪の調子がいいです。ちなみに今はパチンコの調子が悪い…」 とのこと。その言葉どおり(?)、 初日選抜はきれいに捲りきって1着。お見事な競走を見せていました!
佐藤成人選手(奈良・71期)
昨年はV2(3月四日市、4月小松島)。またこの後は、初ダービーを控えています。
「昨年は四日市でS級初V。 その後にすぐ小松島で優勝して…。 四日市を走ってから良くなってきたんですよ。昨年は出来すぎでした(笑)。年始に 『S級で初優勝したいなあ』とは言ってたんだけど、 2回も優勝できたし、ダービーの権利も得たし。 でも何か特別なことをしたわけではまったくなく、あえて言うなら、 調整の仕方がうまくなったのかなぐらいで」
前検日、 東口善朋選手と
直前の地元奈良記念は、準決C・2着。2年連続決勝入りはなりませんでしたが、「実は、 調子はよくなかったんですよ。その中であそこまで戦えたので」
「最近ちょっと成績がよくないので、 ゲンのいい四日市バンクで調子を上げていきたいですね」
谷友梨子
次回も四日市競輪にご期待ください!
