こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
今シリーズは、FⅡ「三交パルック杯」 が2009年11月25日~27日の日程で行われました。
優勝は屋良朝春選手(東京・94期)。
決勝は、屋良選手のホームからのカマシ先行。坂口晃輔選手(三重・ 95期)も捲ってきましたが、屋良選手マークの高橋京治選手(埼玉・51期) のブロックで失速。この間に落車などもあり、番手がややもつれる流れに。最後は仙石淳選手(滋賀・ 73期) が懸命に追って来ましたが、屋良選手が3/4車身逃げ切っての優勝!2班特進から約5か月。ついに1・ 2班戦初優勝となりました!
表彰式では、 9番車のユニフォームを着たファンの男の子に、 9番車の屋良選手からの花束が当たりました!
スプリンタータイプで、 キレ味鋭いダッシュが持ち味ですが、先行に徹する攻めを見せています。「師匠の高橋大作さんからも、 捲りはだめって言われているんですよ」と、とにかく師匠の教えを守って、先行一本で戦っています。
屋良選手は沖縄出身。大学(日本大学) の時に東京に出てきたそうです。皆さんご存知のとおり、沖縄には電車がありませんから、最初は電車にも随分戸惑ったとか。 また、自転車は、白地にピンクの色が入っていて「沖縄出身なのでハイビスカスカラーです」 とニッコリ。
イメージカラーはピンク。
シューズカバーも、 「ピンク×ヒョウ柄」 のオリジナル。故・ 橋本真也さんが立ち上げたプロレス団体「ZERO-ONE」の方が作ってくださったものだそうです。
また、決勝進出インタビューの時もピンクのハッピを着用。
「ファンの方がいつもこのハッピを着て、応援してくださっているんですよ」とのこと。
競走のこともそれ以外の雑談も、とにかく誠心誠意、気持ちを込めて話してくれる、 素朴な青年です。
1・2班戦初Vを達成し、「次はやっぱりS級に上がりたいですね」と語る屋良選手。 この優勝はもちろん通過点。S級に向けて、これからも先行一本です!
小西芳樹選手(77期)
四日市ナイターは、 昨年4月、また06年6月にも、V実績があります。 「四日市ナイターは、優勝もしているし、 相性いいバンクだと思います」と、今回もしっかり決勝進出。
カメラを向けると、満面の小西スマイルを見せてくれました!
柴田昌樹選手(愛知・79期)
「良かった頃と比べると、まだまだですけど、少しずつよくなってきていると思います。 感じは悪くないです。特選まで戻れるように、 少しずつ戻していきたい。見せ場は作ります! 」
「95期・在校4位&6位のツーショット♪」
久保将史選手 (神奈川)・坂口晃介選手 (三重)
久保将史選手は、 チャレンジ戦で見事優勝!
前検日、「ここに来る前、 4泊5日の 『スター選手育成セミナー』で、宮崎県まで行ってきましたが、とてもいい刺激になりました。 直前の練習の感じも、 すごく良かった。休む前よりいいかもしれませんので、今回は楽しみです」 と話してくれたとおり、今シリーズ優勝! デビューからV3です!
「タイプはダッシュ型ですけど、 押さえ先行主体に組み立てています。 が、メンバー次第では、前を取ってカマすこともしたいですね」
坂口晃介選手は、1・2班戦、 決勝進出は決めましたが優勝ならず…。
準決勝後は、 「今回は地元なので、優勝狙うため、 最終日に一番調子が上がってくるように、追い込んで練習してきました。決勝こそ、自分がいるべき場所で、 これを勝つためにやって来たので、行けると思います!」と話してくれていただけに、レース後は、 悔しそうな表情で自転車を片付けていました。
しかし、来々期のS級点が狙える位置にいるだけに、気持ちを立て直し、また次走に期待!
「僕、ダッシュタイプって言われるんですけど、ダッシュじゃなくて地脚タイプですよ。 ちっちゃい (小柄)ので、ちょっと動けば、サッと動いたように見えるんですよ(笑)。 出切ってから何でもアリの自力ですね。 飛び付きは、 どうにもならなくて引けなくなったとき。最初から狙ってはいません」
ちなみに、 高校の先輩である浅井康太選手のブログに、競輪学校時代の作文に、「入学(にゅうがく)」 を「人学」と書いたことを暴露されていた坂口選手。
「僕、 高校の時に、 漢字検定準2級取得しています!!」 と、言い訳…弁明…、いえ、「主張」をしていましたよ… 浅井先輩。
小野裕次選手 (千葉・ 95期)
先行基本に奮闘。中部初出走です!
「選手はそんなに甘いものではないと分かってはいましたけど、苦戦が続いていますね(苦笑)。でもチャレンジでは、 勝ちにこだわらずにいきたい。小さいレースをしないようにしたいです」
実は、小学校の時に滝澤正光さんの息子さんと友達だったという小野選手。 「家にも遊び行っていて、たまに練習を終えた滝澤さんが玄関で自転車を磨いている姿などを見かけたことがあるんです。 その時は、デカイ人だなあという印象でした」
栗田雄矢選手(静岡・96期)
96期在校6位。師匠は、斯波淳太選手 (59期)。 「片寄雄己さん、 荒木伸哉さんたちと練習しています。地脚タイプで、最近は捲りに好走が多いですが、もちろん先行もします」
趣味を訊くと、 「車と熱帯魚です」と活き活きとした返事が(笑)。ちなみに熱帯魚の種類は「フロントーサ」だそうで。 熱帯魚を知らない私は、「え?もう一回言って」と、何回も聞き返してしまいました…。
「滋賀タヌキ♪」
乾庄平選手(95期)・仙石淳選手(73期)
私は個人的に、この滋賀のユニフォームが大好き!
今回「写真一枚いいですか?」と訊くと、「俺らじゃなくって、 タヌキを撮りたいだけじゃないの?」と、仙石選手がニンマリ。 いえいえ、決してそんなことはございません…。滋賀県選手の皆様、誤解のなきよう…。
今シリーズ、仙石選手は1・2班戦で、 乾選手はチャレンジ戦で、 ともに決勝進出を決めていました。
仙石選手は、直前の向日町では、おととし3月びわこ以来の優勝。この四日市戦も、 連日いい動きを見せていました。決勝は内を掬って直線懸命に追いましたが、 屋良選手が3/4車身逃げ切ってのV。 仙石選手は惜しくも2着と終わりました。
山口直宏選手(奈良・75期)
前走の地元奈良戦から中3日。その地元戦では、最終日の敗者戦ではありますが1着。 奈良競輪場では地元選手が1着になると、バンク内でプレゼントの投げ入れが行われます。
「やっぱりああいうのは嬉しいよ。でも今回は、競輪祭の併売をやっていて、 投げ入れの時にはお客さんがちょうどそっちのレースを見ていて、バンクには人が少なく寂しかった(笑)」
夏にはクワガタも採りに行くという、アウトドア派の山口選手です。
高橋京治選手(埼玉・51期)
直前の宇都宮の準決勝では、 3/25の高松S級戦以来、約8か月ぶりの1着でした。 「ホッとした。本当にいい薬になったよ。もう1着は取れないんじゃないかなんて思っていたからね」
来期はS級復帰も決まっています。
二木茂則選手(埼玉・82期)
「今は、 展開によって何でもという感じで走っています。8月末、 伊東の落車で3週間入院したんですけど、復帰後はいい感じで来ていると思います。 落車する前は調子悪かったので、 今は落車する前よりも感触はいいと思います」
趣味は、「競馬・競艇。だから、ファンの気持ちはよく分かりますよ」
森哲也選手(三重・59期)
「今回ここに向けて、 しっかり練習して、自分なりには感じよく仕上げてきましたよ」との言葉どおり、 地元ホーム戦、決勝進出を決めてきました。
鳥越靖弘選手(愛知・77期)
今年V3(4月豊橋、9月一宮、10月久留米) 。来期はS級復帰も決まっています。
「近況は感じが良くなってきた」と話すとおり、 今シリーズもさすがの鋭い脚を発揮して決勝進出を決めてきました。
趣味はサッカー観戦。「ジュビロ磐田のファンで、スタジアム観戦にも行きましたよ」
矢野昌彦選手(栃木・91期)
S級経験ある実力者ですが、直前の弥彦で、 ようやくデビュー初Vを飾りました! (デビューから3年4か月)
「初Vはとにかく嬉しかったですね! S級に上がってから腰を痛めたりしてなかなか思うようにいかなかったけど、最近は状態も復回復して、 S級に上がった時の状態にもどりつつあります。直前の弥彦も、初日2日と先行して、 結構長い距離を踏んで、3着に粘れたし。最近、感覚がもどりつつありますね」と、とてもいい表情をしていました。
矢野選手のハードケースには、こんなステッカーが! 矢野選手のお父さんがデザインしたものだそうですよ。
矢野選手の趣味を聞いてみると、「最近、自分用のパソコンを買ったので、 CGとかイラストとかをやってみたいなあって思っているんです」とのこと。
ちなみに、矢野選手は、国立宇都宮大学にも合格した頭脳の持ち主だそうです。 素晴らしい!
青木康貴選手(岐阜・96期)
師匠は玉木勝実選手。 在校50位。日大自転車部から競輪界へ。 四日市は初出走です。
10月の向日町で、 デビュー初Vを飾りましたが、「こんなに早く優勝できるとは思いませんでした。でも、 その向日町ぐらいからレースが見えてきて、落ち着いて仕掛けることができるようになりました。 ナイターは初めてです。先行して風を切るところを見てほしいですね」
ちなみに、大好物はお菓子のチョコバット!「最近はボルボ(チョコ) にもハマッてます」と、お菓子の趣味は、私と同じです♪
鈴木隆広選手(石川・87期)
先行基本の積極的な攻めを展開しています。
「僕、他の競輪場で写真を撮られても、いつも目をつぶってしまっていて…」 はい! 今回の写真も、狙ったわけではないのですが、しっかり目をつぶった写真になってしまいました。
ボリュームのある髪型は天然パーマだとのこと。 「ヘルメットを被った後も髪がぺちゃんこにならないんです!この髪型で得したのは、これぐらいかな??いや、 別に得はしてないけど…(苦笑)」
吉川悟選手(大阪・79期)
直前の奈良、特選、 決勝は伊藤信選手マークの2着。「前が強かった! あんな強いの、初めて見たわ!もうちょっと何とかなると思ったけどね…。最近2着ばっかりですわ。 でも、感触は悪くないですよ」
そして今シリーズ、 四日市の名物選手がホーム戦ラストランを迎えました…。
「三重の先行職人」星野嘉寛選手(三重・49期)
年末の一宮戦で、27年7ヵ月の選手生活を引退します。
通算勝ち星が595 (現役選手では、 現在4位)。とにかく押さえ先行一本で、ひたすら戦ってきました。 「先行で勝てると、 やっぱり充実感があって嬉しいんだよね」と星野選手。玄人ファンも多く、9着になっても、「明日、また頑張れよ」 という声が掛かる不思議な魅力のある選手でしたが、チャレンジレースに降班してからはなかなか勝てず、 今期限りで引退を決めました。
ホームバンクを走るのは今シリーズが最後。最終日には、金網越しに 「お疲れさん!」 とたくさんのファンの方が集まってくださいました。
こんな応援幕を持ったファンの方も!
一番弟子の田中邦輝選手(62期) がこんなことを話してくれました。
「生涯先行という人は、 これまでに5人といるのかな?捲りや追込みもありの先行という人はいるけど、先行一本という人は、 この先もう出てこないかもしれないね。師匠は、パソコンやラジコンなどもプロ顔負けのレベル。とにかく、極める人。だから、 あの先行スタイルも極めたんだろうね」
「師匠の競走は、 相撲で言えば突っ張り。トランプで言えば、ジョーカーを持っていますよと言っているようなレース。手の内を見せているんだよね。 なのに、みんなジョーカーを引いてしまう…。 (不器用ではなく)あれが師匠の先行の極みだよ。 人には練習している姿を見せないけど、とにかく練習していた人だから」
ホームバンクを走るのは今シリーズが最後でしたが、年末まで、 もちろんひたすら先行で走り続けます! 先行職人星野選手の応援を最後までよろしくお願いします!
谷友梨子
次回は、今年最後のナイターレースです(FⅠ)。ぜひ、本場にお越しください。