山崎光展V(京都・93期)2009年11月17~19日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

                      

 

 今シリーズは、第2回アートボックス杯 (FⅡ)。 2009年11月17日~19日の日程で行われました。

 優勝は、山崎光展選手 (京都・93期)。

                

                

 山崎選手は、直前の富山で1・2班戦初優勝を飾ったばかり。その初Vの瞬間を、偶然にも私は、 富山本場で金網越しに見ていました。逃げ切ってゴール戦を通過したと同時に、山崎選手から「よっしゃぁ!!」 いう大きな歓喜の声とガッツポーズが飛び出し、その喜びがビシビシと金網越しに伝わってきました。

 

 山崎選手にその事を聞いてみると、 「そうなんです。思わず声が(笑)。でも、レースダイジェストにその声が入ったら駄目だと瞬間に心配しましたけど(笑)、 帰宅してダイジェスト見たら大丈夫でした」と、茶目っ気たっぷりにニッコリ。

 

 その勢いは止まらず、 続く四日市でも優勝で、中部地区連覇。今回は3日間とも捲りに回る形とはなりましたが、 力をつけてきていることを改めて感じさせる内容となりました。

 

 

 その決勝は、戦前から激戦が予想された、コマ切れの4分戦。山崎光展選手(京都)、須藤雄太選手(千葉・89期)、 木村直隆選手(兵庫・86期)にラインが出来ました。

 人気は二段駆けが予想された、緒方剛選手(埼玉・92期)-河村雅章選手(東京・92期)-長谷部純也選手(茨城・57期)の関東勢。 2車単では、突き抜けの③-⑦が4.8倍の一番人気でした。

 

 関東ライン緒の前は、緒方剛選手(埼玉・92期)   

              

 「準決勝は厳しい展開でしたけど、後ろの広田(久将)さんに『落ちつけ』と言われて、 落ち着いて走れました。久々の決勝入りです。関東から優勝が出るよう、頑張りますよ。僕、今まで決勝に乗っても、とにかく行くので、 大きい着ばかりなんですよ(苦笑)」

 

 南関ラインの前は、須藤雄太選手(千葉・89期)

              

 ダッシュ型。大ギア活かした一気の捲り差しに魅力があるのが須藤選手。

 「今回は、展開が向いているだけ。決勝はいい位置を確保して、優勝を狙います」

 

 京都勢とは分かれての戦い。木村直隆選手(兵庫・86期)

                  

 前検日には、「最近、フレームを立ててから、感じが良くなってきました。 直前の小倉は、(1着はなかったけど)3日間とも感じはよかったですから。 あとは、(小倉)ナイターで太っていないかですね(笑)」と、手応えは良さそうでした。ちなみに、 ナイター競輪は起きている寝る時間が遅くなるので、一日4食ぐらいは食べてしまうことになるそうです。

「決勝は気楽に走りたい。相手も強いし、積極的に動いて、隙があれば狙っていきたい」

 

 そして、京都ラインの前は、山崎光展選手 (京都・93期)

            

  「今回、調子はいいけど、連日後方に置かれる組み立てなのが…。決勝は、2車でも先行含みの自力。コマ切れは好きじゃないけど」

 

  正攻法に木村選手。 山崎選手は3番手。5番手に須藤雄太選手(千葉・89期)、7番手以下に、人気の関東勢で周回。

 

 7番手の緒方選手は、赤板前から車間を切って、もう行く気満々!ジャン前発進で、一気にレースが加速しました!

 必然的に6番手で最終周回を迎えた山崎選手は、1コーナーからの捲り。これを察知した河村選手が、2コーナーからの番手捲り。 バックでは両者の力比べとなりましたが、3コーナーで出切ったのは山崎選手!マークの武田哲二選手(京都・65期) を寄せ付けないVゴールとなりました。

 

 優勝インタビューでは、 「前回の富山初Vで、弾みがつきました。 (前回富山ではガッツポーズを出したが)今回は、捲りに回って優勝もできると思わず、ゴールまで確信がありませんでした。でも、 ゴールした後に、ガッツポーズを出しました!」

 

 「関東の二段駆けは分かっていたので、ギアを一枚上げたのがよかったと思います(3.693.77)。(6番手からの捲りの)踏み出した感触はよかったです。でも、 関東の番手を回っている河村さんは強い方なので、最後まで分からなかったです」

 

 「初優勝のときには、師匠(稲垣裕之選手)に『遅かったな』と言われたんですけど、何とか今回も優勝できてよかったです。来期は1班。 何とかちょっとずつですけど、上に上がっていきたいです。これからも、しっかりと自分のレースをやっていきますので、 応援よろしくお願いします」

と話していました。

 

 

終わってから、「勝てるようになった要因は?」と訊くと、「やっぱりギアを上げたことですね」とのこと。 優勝インタビューでも、「ギアを一枚上げたのがよかったと思います」と話していましたが、

 

 初Vの富山では、(初日)3.64→(準決・決勝)3.77

 今回四日市では、(初日・準決)3.69→(決勝)3.77

 

このあたりにも秘密がありそうです。

 

 

 爽やかさは師匠譲り、そして、今後もっと強くなる予感のする選手です!ぜひ、これからにご注目を!

 

 

 決勝2着。武田哲二選手(京都・65期)

              

 準決勝後は「山崎君は、 いつも頑張って先行してくれるので、今回も楽しみ」と話していましたが、レース後は、 「山崎君は強かった。抜けなっかたよ」と苦笑していました。

 実は武田選手は、前回9月の四日市決勝でも、同県、南大輔選手マークの2着。京都ワンツーでした。次回は、ぜひ優勝で!   

 

 河村雅章選手(東京・92期)

                

 スプリンタータイプ。パンチの効いた先行・捲りで力をつけてきました。今期は初の2班で、 来期は1班入り!「成績は上がってきましたが、自分の中では特に変わったことはありません。しっかり先行しているだけです」

 「緒方選手は、同期で同年代で、アマチュアの頃からよく知っています。(決勝は)信頼して任せます」

 近況コンスタントに決勝に乗っていますが、1・2班戦の優勝はまだなく。 今回の決勝は同期の緒方剛選手マークの競走で、関東二段駆けも予想され、初Vの期待が集まりましたが、残念ながら6着と終わりました。 次走に期待が集まります。

 関東の若手選手なのに、四日市はもう4回目の登場!「バンクもよく分かっています(笑)」

 「車が好きで、最近アメ車を買いました」と、ニッコリ。

 

 それでは、その他の選手の表情もごらんいただきましょう。

 

  鷲田幸司選手(福井・92期)

                

 地脚型。自力基本ですが、 ヨコへの変化技も温存しています。

 「基本は自力で、 後手を踏まないように前々に踏むことを心がけています。先行の決まり手はゼロですけど、 逃げても3着、4着には残っています。脚の感じは悪くないですよ」

 

  大井崇選手(茨城・73期)

               

 四日市は、066S級戦以来の登場。その時は、決勝3着の成績でした。 「ちょっと中2日できついかな。でもナイターは好きだから頑張りたいですね」

 趣味は、「ドライブですね。四日市に入る前に、京都の清水寺に行って、 ライトアップされた景観を楽しんできましたよ」

     

              

「2日目に連携した奈良コンビ♪」

               

          永井良樹選手(63期)・中川武志選手(60期)

                           ↓

               

 中川武志選手(60期)は、若手相手に、先行基本に自力で奮闘を見せている現在43歳。通算勝ち星が390と、 来年には400勝に手が届きそうなペース。日々コツコツと地道な努力を積み重ねて、 ひたすら前に向かって進んでいる選手です。

 

 「練習は、午前中は基礎トレーニング、サーキットですね。(サーキットトレーニング: スポーツ選手が基礎体力を向上させるなどの目的で行われる方法)。 タイヤダッシュとか。午後はみんなで、バンクでバイク誘導などをやっています」

 

 「これでも練習量は減った方ですよ。昔、28歳くらいまでは、1人で朝の3時4時から練習を始めて、 晩も7時くらいまでやっていました。目覚まし時計は足元に置いていました。 頭に置いたら、止めて、また寝ちゃうから」と、笑う中川選手。

 

 どうやら、昔から意思の強い少年だったようで、 「僕、小さい頃は足が遅かったから鍛えたいと思って、小学校4年の頃から、朝刊の配達をやってたんですよ。 家が新聞販売店ということもあったんですけどね。団地とかは、上階でも家のポストに配達だから、喜んでやっていました」

 

「そうそう。よく新聞の誤配とか苦情とかがあるでしょ?そしたら、子供の僕が電話に出て謝るもんだから、 みんな、『あ…もういいです…』ってなってましたね(笑)」

 

 

 

  村田洋剛選手(三重・96期)

               

 四日市バンク初登場。地元の新人レーサーです。

 「出脚を活かすレースが得意だけど、 人によったら『地脚あるね』とも言われるので、自分でもよー分からないです(笑)。今は力をつける段階なので、 前に前に踏んでいきたい」

 

 師匠は岩見潤選手。

 

 競輪選手になりたくて入学した松阪工業高校(自転車部は、数々の選手を輩出している)。しかし、 村田選手の入学と入れ違いに先輩部員は全て卒業。村田選手1人では、部としてはなりたたない状態でした。

 

 見るに見かねた村田選手のお父さんが、三重支部の選手会に相談したところ、岩見選手が面倒をみてくれるという話になったそうです。

 

 岩見選手は、「自転車はあるのか?」と、まだ持っていなかった村田選手に(自分の使っていた)自転車をくれたそうで、 そこからは松阪バンクで共に練習。まさに、一から面倒をみてくれたのが岩見選手。その頃、岩見選手には、「俺の顔に泥を塗るなよ」 とだけ言われていたそうです(笑)。

 

 競輪学校には3回目で合格。本当は親御さんと、「高校卒業後、1年間だけは」という約束で2回受験したものの不合格…。 選手の道をあきらめなくてはいけないのかと落胆していたところ、「あと1回だけ」とチャンスをもらい、 後が無い3回目で見事合格を果たしました!

 

不合格なら、そこでキッパリ辞めるつもりでいたそうです…。

 

 

 「師匠は優しいですよ。師匠からあれこれ言われることはあまりないですね。『自分で考えろ』って感じですね」

 

 

   北川貴之選手 (愛知・92期)

               

 「最近、外山三平さんなどにアドバイスをもらって、セッティングなどを変えていい感じですよ」

 

 「94期・同期のW伊藤です!」

               

            伊藤将志選手(愛知)・伊藤拓人選手(静岡)

 

 伊藤将志選手(写真・左)は、地脚タイプの積極先行型。

 「ギアを3.85から4倍に変えて、感じがいいです。四日市は走りやすいバンクです」

 

 伊藤拓人選手(右)。師匠はお父さんが、 54期の勝也選手。今期2班昇班し、 直前の京王閣では、1・2班戦初の予選突破。「作戦は、レースの中で考えます。自分でも何をやるかわからないですね」

 

 山崎吉晴選手(三重・56期)

               

 直前の武雄の最終日には、通算勝ち星300勝を達成!「本当は四日市で達成して、 ファンの皆さんにご挨拶したかったんだけどなあ」と言いながらも、とても嬉しそうだった山崎選手。今シリーズの最終日には、 先行した山田隼司選手に乗って1着。301勝目を挙げていました。

 

  不破将登選手(岐阜・94期)

               

 地脚活かしたパワフルな先行が武器の不破選手。 近況一時の勢いはありませんでしたが、直前の岐阜で完全Vを達成しました。

 前検日には、「岐阜は、嬉しかったですね。 優勝インタビューではたくさんの人に声援してもらって。ただ、完全Vですけど、まだ(調子が)戻ったかどうかは分からない。 地元戦でしたからね。とりあえず、 地元戦以外の所で、またいい成績を取れれば、自信につながると思います。バックを取って先行するのが、 自分のスタイルなので、また戻していきたい」と、話していました。

 今シリーズは初日で敗退となりましたが、来期は初のS級入りも決まっています。ここは立て直して、 これからの活躍に期待が集まります。

 

  宮腰圭祐選手(福井・96期)

               

 四日市初登場。デビューからV3(7福井、8びわこ・富山)。

 先月の地区プロでは、 4km団体追抜に脇本雄太選手、渡辺航平選手・十夢選手と出場し、 「大会新記録で優勝しました」 とのこと。

 「タイプは地脚型。 押さえ先行基本にやってます。ただ、優勝は3回とも捲りですけど」

  8月の富山優勝以降は、決勝では2・3着が続き、今シリーズも決勝2着と終わりました。ただ、連日、鐘からの果敢な先行策。 決勝では番手の、井上直彦選手(兵庫)が優勝を飾っていました。

 

 ちなみに、初日終了後に会うと、前髪をおでこの上で結び、まるで女の子のようでした(笑)。「はい。いつもくくってます」と、 ニンマリ顔の宮腰選手。次回四日市登場時には、その写真をスクープします!

 

 それでは、次回の四日市ナイターにもご期待ください!

                     谷友梨子

 

 


11/17~19 第2回アートボックス杯(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 久しく行ってなかったのですが、今節が始まる前、久々に“旅打ち” に行ってきました。行った先は、小倉競輪場。11月の小倉と言えば競輪祭(GⅠ) ですが、私が旅打ちで行くのはもっぱらFⅡかFⅠ。同じ冬季ナイターを開催する競輪場を視察(?)してきました(と言っても、 小倉ナイターへの遠征は3回目ですが)。

 

 その前に、北九州と言えば、何と言っても『豚骨ラーメン』! ラーメン大好き党の私ですが、中でも私の好物は豚骨味!しかし、私は地元の人間ではないので、どこをチョイスすればよいか分からず…。

 そこで、地元の選手に尋ねたところ、教えてもらったのがこの店!

 

             

 

 ドームから歩いて5分程度のところにある『珍竜軒』

 

 お昼どきを外して行ったのですが、席は結構埋まっていました(さすが!)。カウンター席に座り、 さっそくラーメンを注文。店員さんに「にんにくはどうなさいますか?」と聞かれ、最初は「抜いてください」とは言ったものの、 メニューに目をやれば『名物“にんにく”ラーメン』の文字が!すぐに「やっぱり入れてください!」 と訂正。

 少しして出てきたラーメンを、さっそくいただきました。私は味の違いがわかる男… でも何でもないのですが、「ん!うまい!」、と心の中で叫びながら、 アッと言う間にスープまでたいらげてしまいました!豚骨独特の臭みもないので、食べやすいと思います。

 小倉に足を運ばれる方は、ぜひ『珍竜軒』にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。なお、 営業は午前11時から午後5時(土日祝は午後8時)までですが、売り切れ次第閉店。店休日は火曜日だそうです。

 

 

 話を四日市に。

 

 記念も終わって、ベイサイドバンクは、再びナイターへ。 11月は2節のFⅡナイターが組まれていますが、前節は『第2回 アートボックス杯』。

 

 1・2班のメイントーナメントは、 以前もこのブログで紹介した河村雅章選手(東京・92期)の初Vに人気が集まりましたが、それを粉砕したのは、京都の若武者、 山崎光展選手(93期)。関東は二段駆けでしたが、それを6番手から力でネジ伏せました! 強い!受け答えも非常にハキハキしている、 さわやかな好青年。まだまだ強くなるはずですので、皆さんも注目してみてください!

 

 さてここでは、前検日から注目していた、チャレンジレース出走の選手をご紹介しましょう。

 

 四日市初出走の、山本淳選手(神奈川・94期)

 

             

 

 写真のTシャツは、同期のクラスメイトで作ったもの。競輪学校の関谷俊彦先生にプレゼントしたものだそうです(でも、私の撮影が下手で、よくわかりませんね…。すいません)。

 

 山本選手は、94回生ですが、1975年生まれの34歳。 年齢制限撤廃でチャンスを掴んだ選手です。

 「選手になる前は、エレベーター会社で、据え付けの仕事をしていました。自転車は、 社会人のころに乗っていましたが、年齢制限が撤廃されて、会社を辞めて競輪学校を受験しました。周りからは反対されましたよ。けど、 その反対を押し切りました(笑)」

 「師匠は鈴木純さん(73期)。アマチュア時代の兄弟子です。 師匠が受験を勧めてくれた?いえいえ。師匠にも受験を反対されたんですよ(笑)。でも、選手になった今は、応援してくれています」

 

 そんな山本選手のデビューは、昨年7月、ホームバンクの花月園。昨年末あたりから、 決勝の常連にはなりました。その後なかなか優勝に手が届きませんでしたが、直前の川崎で、 念願の初Vを飾りました。

 「前回の川崎で、ようやく優勝できました。今までチャンスは何度かあったんですけど、 決勝になると消極的なレースが多かったんです。その川崎は追加でした。それまでずっと押さえ先行でやってきたんですけど、『ちょっとカマシ、 捲りでもやってみようかなぁ』と思って、やってみました」

 そのカマシ先行でそのまま押し切り、デビュー初優勝となりました。

 

 「タイプはダッシュ型です。でも、 押さえ先行だとラインで決まって、何とか着も取れているので、ずっと押さえ先行中心にやってきました。 これまで決勝では消極的な組み立てになっていましたが、これからは、行けるところを逃さず行けたらいいですね」

 来期はいよいよ2班昇班。

 「先行が持ち味なので、先行で力を出し切るレースをしたい。上(1・2班戦) に上がっても、先行にこだわっていきたい

 

 今節の四日市チャレンジ決勝。自力型が揃って出入りの激しいレースが予想されました。が、 フタを開ければスンナリした流れになって、山本選手は7番手に…(結果は前が残って、山本選手は8着に)。「決勝では消極的に…」が、 ひょっとしたら出てしまったレースだったかもしれません。

 

 30代半ばの新鋭、山本選手の挑戦は、まだまだ始まったばかりです。

 

 

 さて、次節のナイターは25日(水)が初日。次節も関東、 南関東からの遠征を迎えてのFⅡ戦。将来性ある選手も登場します。ぜひ本場、場外、電話・ネット投票でお楽しみください!


柴崎淳V「開設58周年記念2009年10月25日~28日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

                  

 2009年10月25日から28日にかけて行われた、四日市競輪 「開設58周年記念・泗水杯争奪戦」を制したのは、地元の柴崎淳選手。 昨年に続く連覇です!

          

 今シリーズ、上位陣の選手は、共同通信社杯から中3日、また、その間に地区プロを挟んでの参戦で、 疲れはどうかといった心配もありました。 柴崎選手もその1人。前検2日前に行われた地区プロではスプリントに出場。 前検日には少し疲れたような表情も…。連覇がかかる大会ではありましたが、そのあたりについては、「プレッシャーはありません」 とは話してくれていました。

 柴崎選手によると、今シリーズは日に日に体が軽くなっていったようで。また、 ダッシュタイプの柴崎選手ではありますが、今シリーズ、初日と準決勝には鐘前の押さえ先行を見せて決勝へ。

 

 決勝には、SS4人を含む豪華な顔ぶれが揃いました。 中でも中部からは6人(うち、地元三重勢からは3人) 。さすがに一本にはまとまれず、地元勢と、 岐阜+愛知ラインが別線となりました。

 人気は平原康多選手(埼玉・87期)。フォーリンカップこそ失敗に終わりましたが、 初日特選と準決勝では、格の違いを見せつけるような捲りで完勝。特選でワンツーを決めた諸橋愛選手(新潟・ 79期)との組み合わせが4.8倍。唯一10倍を切っていました。

 

         

      前検日、レースのことを笑顔で話している、平原康多選手

 

 平原選手が赤板から上昇しましたが、それに併せて永井選手がジャン前から突っ張り先行。両者がやや踏み合う形に。 このとき6番手に下げていた柴崎選手が、4コーナー手前で内に差し込む場面があり、一瞬バックを踏んでしまいました(この辺りのことを、 柴崎選手もインタビューで触れています)。

 

 しかし2コーナーからバックで態勢を立て直し、そこから捲っていった踏み出しは、さすがのもの!山口選手に少し振られたものの、 それを乗り越え、直線では粘る永井選手を捕えてのV! 昨年に続き、地元ホームバンクの記念連覇達成となりました。

 

 優勝インタビューの第1声!インタビュアーの長谷川満さんの 「連覇!」の一言でマイクを向けられると、 「あっ、びっくり!」

 天真爛漫な柴崎選手らしいコメントで、思わず私も笑ってしまいました。

「決勝のメンバーを見ると、自分が一番格下なので、去年と同じ(挑戦者の)気持ちで走りました。 (永井選手と平原選手の踏み合いには)冷静に反応できたと思います。ジャンの2センターあたりで詰まって、 そのときにバックを踏んでしまったんですけど、タイミングを自分で取って、2コーナーから仕掛けられました。最後は、横に(山口) 幸二さんがいたので、幸二さんとの勝負かなぁ、と思ってたんですけど」

  GⅠで活躍できていないので、 それに向けて、これからも精一杯頑張ります。(GⅠでは) まだ二次予選も突破したことがないので、とりあえず二次予選を突破できるようにはしたいです」

 

「今回、調子悪い中で参加したんですけど、日に日に身体もよくなってきて、レース内容もよかったので、自分でも『いけるかな』と思いました。 これからも精一杯頑張ります。応援よろしくお願いします!」

 

笑顔の中にも、何か風格、貫禄を昨年よりも増したような、柴崎選手でした。

 

            

 昨年の記念時の柴崎淳選手↑。あれから一年経って、表情も大人っぽくなりましたよね。(多分!?)

 

    永井清史選手(岐阜)

               

 四日市は、実に04年の正月ナイターA級戦で優勝して以来、実に5年半ぶりの登場!! S級では初出走です。

 「四日市はなかなか呼んでもらえなくて…」と永井選手(笑)。これからは、バンバン走ってください。 四日市の「キヨフミ二スト」は、首を長くしてお待ちしています。『ヨロシク(^。^) キー坊』 ←ぜひ、永井選手のブログをご覧ください。

 

     渡邉晴智選手(静岡)

               

無心にローラーに乗る渡邉選手。この前検日の時点で、賞金ランキング11位。 競輪祭での活躍に注目が集まります。

 

    新田康仁選手(静岡)

               

 四日市は昨年のサマーナイトで優勝して以来の登場。「もちろん、いいイメージしかありませんよ」 とニッコリ。そして決勝戦にしっかりと駒を進めてきました!決勝は単騎で、ギアを上げて。サマーナイトの時には、 先手ラインの三番手に乗ってのVだっただけに、その再現にも期待が集まりましたが、四日市連続Vとはなりませんでした。

 余談ですが、優出インタビューに現れた新田選手は、洗濯物が入った洗濯袋を持っての登場(笑)。 これから洗濯ではなく、「さっき終わったぶんです」と…、なかなかお目にかかれないひとコマでした。

 

   伊藤正樹選手(愛知)

              

 8月の函館記念で、左鎖骨骨折。約1ヵ月で復帰した、周りも驚く根性の持ち主。 「あの時は再乗してゴールしたので、骨折したと言っても誰も信じてくれなかった(苦笑)。ただ、今もまだ痛みがあるので、 かばいながら走っています」 

              

 伊藤選手の自転車は、99年モデルの10年もの。「10年乗っている選手は、 なかなか居ないんじゃないかな。でも、ちょっと故障したくらいなら、検車で直してもらえるから。負けても、自転車のせいにしたくないからね」

 

   柴崎俊光選手(三重・91期)

                

 昨年に続く参戦。昨年は二次予選で敗退でしたが、今年は力をつけて準決勝Cへ。 4コーナーで藤田竜矢選手を捲りきりましたが、ゴール前、諸橋愛選手に差され2着と破れ、決勝進出を逃しました。 「4コーナーで夢を見ました(苦笑)」と、俊光選手。来年は、ぜひ決勝で、弟・淳選手との兄弟連携を!

 

  内藤秀久選手(神奈川)

            

 今年3月高松でS級初V。そして今期からは初の1班へ。「僕の持ち味、厳しい競走で頑張りますよ」  いつも前向きな強い闘志を感じる内藤選手です。

 いつも前検日には、音楽を聴きながら行動している内藤選手。その度に曲を聞いてきると、「純恋歌」、 次が「加藤ミリヤ(の曲)」でした。今回は何だったんでしょう?!

 

   古田義明選手(三重)

                

 「最近、落車がないので、成績も安定してきた」という古田選手。斡旋が入った時に訊くと、「初日 (選抜)はクリアーしたいなあ…」と、古田選手らしい(?!)謙虚なコメント。しかし、初日の特選スタートから、決勝に駒を進めてきました。 地元記念の優出は初!

 

    藤野孝彦選手(佐賀)

               

 四日市初出走。

「理想のレース?位置どりにはこだわっています。中団をとってからの捲りで1着をとることが理想ですね。 僕は7番手から届く脚はないですから、7番手になると焦っちゃいます(笑)周りはみんな強いから、先捲りを打たれたら、 それを更に捲る脚はないですよ。だから、理想は中団。番手競りですか?それは、最終手段ですね」

「持ち味は強気の攻め?そうですね、僕にはそれしかないです」

「でも、普段は大人しいんですよ。レースになると人間が変わるんです(笑)」と、 人懐っこい笑顔が印象的でした。

 

   北幸博選手(三重)

                

 四日市の四日制記念、初日からの参戦は2回目。「いつも記念開催時のイベントのお手伝いばかりで (苦笑)」 初日選抜は先行した田中雅史選手の番手から追込んで1着クリアーでした。

 

    「同県同期です♪」

             

 と、仲良くカメラに納まってくれたのが、静岡の77期コンビ、佐藤明選手、望月永悟選手。

 静岡の選手たちは、ビッグレースなどでは、同県の選手が発走前には、後ろで見守って「念」 を送るのだとか。今回も、第1レースに登場した佐藤選手を見守っている望月選手の姿が、発走前の選手を映す、検車場カメラの片隅に、 小さく映っていました。

 

  田中雅史選手(愛知)

                

 初日選抜は、地元の北幸博選手、松岡彰洋選手を連れて果敢な先行策をみせていました。 9月の花月園記念では、四日制記念では初の決勝進出も。

 

 

     藤田竜矢選手(埼玉)

                  

 喋りだすと爆笑トーク全開で突っ走る藤田選手。そのトークぶりは、 競走で見せる果敢な先行策そのもの!?

 2歳の男の子と1歳の女の子のパパ。「夏にはクワガタ獲りも行きましたよ」

 

 

    小松剛之選手(宮城)

                 

 昨年2月の四日市ナイターでは決勝2着。四日市は相性悪くないバンクです。趣味を聞くと、 「気分転換に、近所の山に山歩きに行ってます」とのこと。

 

 

 

 小埜正義選手(千葉)

                 

 ここ7節1着がないといった話をしていましたが、 今シリーズも2着が2回。初日は11秒4の捲りも見せたんですが…。ぜひ次走には!

 

     山内大作選手(静岡)

             

 昨年の11月末。取手で落車。右鎖骨骨折による四ヶ月半の欠場がありましたが、直前の武雄では、 今年初の決勝入りも決めてきました。

 競走中に宿舎でいつも履いている靴下は、子供さんからのプレゼントされたもの。「今は、 トイストーリーの靴下です」

 

   秋山智幸選手(大阪)

                

  四日市記念は、今回で3大会連続出場!「地元記念でもそんなに斡旋ないですから(笑)。 前走から踏んだ感じも良くなっているので、今回は頑張りたいですね」と、満面の笑顔でした。

 

      山口幸二選手(岐阜)

                 

 勝ち上がりの勝利者インタビューは、中継スタジオと繋いで行いましたが、 昨年に続いて登場の山口選手と、解説の井上茂徳さんとの掛け合いは、いつも爆笑です。井上さんが山口選手のことを褒める度に、 「井上さんの現役時代のビデオを何回も見ましたから」と言って、ニンマリする山口選手。

 最後に井上さんから、「ところで、顔がそっくりのお母さんはお元気?」と突っ込まれましたが、 「井上さんのファンで、会いたい会いたいと言ってますわ」と、これまた最高の返しをしていた、山口選手でした。

 

    四元隆裕選手(和歌山)

                  

 四日市は、相性のいいバンク。昨年の記念でも、初日1着クリアーで、 勝利者インタビューに登場してくれていました。「今回も出たいな~。四日市・松阪と、三重は大好きなバンクです」

 

      藤原浩選手(高知)

               

 「いつも自分の競走は、中継を録画して見ています。行く前に、 自分で録画をセットしてくるんですけど、2日目からは敗者戦まわりのことも考えて、早めの時間からセットしたりとか(笑)」。

 競走中では熱いガッツポーズも見かけるし、 勝利者インタビューでも素直に嬉しい気持ちを出しているのが藤原選手。 「勝って嬉しいのは当たり前なんだから、僕は、正直にそれを出した方がいいと思うんですよ。だから、ガッツポーズもするし、 インタビューでも地を出して方言で話したりします」

 

 

    萩原操選手(三重)

              

 9月から10月にかけて、2回続けて失格があり、「さすがに、へこんだわ」と萩原選手。

 しかし、今シリーズ準決Aを1着でクリアー。勝利者インタビューでは、「いや~。 もう恥ずかしいですわ」と、照れて苦笑い。昨年は、ホームの松阪記念で、準決Cを、バック9番手からの捲り追い込みで突破。 場内の大歓声に応えていましたが、今年は、四日市記念で決勝入り。お見事です!

  競走から離れた、素の萩原選手は天真爛漫!「操さ~ん」と後輩からも慕われる萩原選手の周りには、 いつも笑いが絶えません。

 

    本田博選手(宮崎)

                 

 左手の白い袋には「枕」が。「競走には、必ずこの枕を持っていきます」 

 初日・2日目と単騎。うまく脚を溜め、直線でするどく伸びて、準決Aまで進出していました。

 

      五十嵐力選手(神奈川)

               

 初日の特選では、永井清史選手を11秒3で捲って、マークの渡邉晴智選手を差させず1着! 自信のついたレースになったのでは。

 

    飯野祐太選手(福島)

               

 二次予選Aは、永井清史選手の捲り追込み(11秒4)には敗れましたが、前受けからそのまま先行。 2着に粘っていました。

 

   西本直大選手(大阪・92期)

               

  今期、初S級。そして、今回が初の記念参戦でした。「斡旋が来たときは、 めちゃくちゃ嬉しかったですよ!」

  ダッシュタイプで、カマシ・捲りに威力がある選手ですが、押さえ先行基本に攻めています。 これからどんどん記念にも出て、名前を売って行きたいですね。

 

      水谷好宏選手(滋賀・93期)

                

 水谷選手も、今期初S級。記念参戦はは2回目です。ダッシュを活かした快速先行が持ち味。今大会、 初日の第1レースの一番車ということで、前検日には、かなり気合も入っていました。

 A級時代には、四日市では準決後に優出インタビューがあるのを知らず、 競走が終わってからそのままお風呂に入ってしまい…。途中で放送で呼び出され、お風呂を中断して、インタビューに答えてくれた水谷選手。 ご本人は恐縮しきりでしたが、こちらこそすみませんでした…。

 

                    谷友梨子

  次回からは、ナイター開催となります。皆さま、本場にもぜひお越しください。


10/25~28 開設58周年 泗水杯(GⅢ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                  

 

 前節FⅡ戦から中40日弱、久々の本場開催は、年に一度のデイレース、記念開催です。 近鉄四日市駅前の商店街にも、開催告知の横断幕が掲げられていました。

 

             

 

 今年の決勝にはS級S班が4選手。実に豪華な顔ぶれとなりましたが、 そのS班相手に見事優勝を飾ったのは、地元の柴崎淳選手(三重・91期)

 前検日から、緊張した様子はゼロ!昨年覇者としての気負いもなく、むしろ 「挑戦者の気持ち。いつも通り、力を出し切るだけ」という、本当に普段どおりの柴崎淳選手でした。

 決勝のジャン4コーナーあたりで、いったんバックを踏んだときは「どうかな?」と思いましたが、 バックで立て直して捲っての優勝!地元ホームバンクの記念連覇という偉業を成し遂げました!…とは言え、本人は「偉業」 とは思っていないでしょう。目標は、まだまだ高いところ。GⅠ戦では、まだ上位戦進出がありませんから、 今後はさらに上のレベルでの活躍を期待したいですね。

 

 

 さて、ここでは前検日に取材した選手の中から、四日市初出走となった2選手を取り上げます。

 

 まずは、芦澤大輔選手(茨城・90期)

 

             

 

 芦澤選手のデビューは、2005年7月。当時は、今のようなチャレンジ戦がなく、 準決勝に上がればいきなりA級上位選手と戦うシステムでしたが、デビュー7場所目の平塚で早くも初優勝(完全V)。翌年には、 熊本のルーキーチャンピオンレース(4着)にも出走するなど、デビューから順調な滑り出し。昨年10月には、S級初優勝も飾っていました。

 ところが、ヘルニアの影響で、昨年秋から4か月弱に渡る長欠。 今年2月末の和歌山で復帰したものの、2節走って(いずれも優出しましたが)、また1か月半の欠場。GWの立川で復帰したものの、 7月~9月はまた欠場。順調さを欠いていました。

 10月14日からの宇都宮戦で再々復帰。今節の四日市記念は、復帰2戦目でした。

 

 「ヘルニアの手術で、しばらく休んでいました。練習は7月くらいから始めました。 まだまだ万全と言える感じではないんですが、直前の宇都宮よりは上向きだと思います」

 その宇都宮では、選抜スタートで8・4・5着。

 「宇都宮での成績はよくなく、感触としても『まだまだかなぁ…』と思いました。でも、 久々にバンクに出られたのが嬉しかったですね!

 まだ本格復調は先のようですが、そんな芦澤選手に、理想のスタイルを聞いてみました。

 「『物おじせずに、何でも!』ですね。目標がなければ、 一番強い先行の番手に競り込んで、競り勝って、そして競走でも勝って!…というのをイメージしています。それで、 いざとなれば自力も出せる…というのが理想です。でも、まだまだですね」

 

 芦澤選手は兄弟レーサー。弟の辰弘選手(95期)は、 9月豊橋で、ルーキーチャンピオンに輝きました。「ヘルニアで苦しんでいる兄に、良い報告ができる」という優勝コメントは、 まだ記憶に新しいところです。

 「僕も、優勝コメントは聞いていましたよ。聞いてて嬉しくてね…。 いい励みになりましたよ!弟とは、普段も街道中心に、一緒に練習しています」

 

 非常に礼儀正しく、一言一言丁寧に取材に応じてくれた芦澤選手。今期初の1班。追い込み選手として、 これから注目の選手であることは間違いないでしょう。

 

 

 2人目は、同じく関東から。鈴木庸之選手(新潟・92期)

 

             

 

 鈴木選手は、今期が初のS級。昇級してからはFⅠ戦を走っていましたが、今回が初の記念参加。 まだまだ中部地区には馴染みのない選手ですので、大きなレースで名前を売っていきたいところです。

 成績を見ると、四日市参戦前の2節では、予選を1着クリア(ともに7番手捲り)。 昇級後の予選では9着を2本続けてしまいましたが、ここにきて6番車以上の力を発揮し、高配当を提供していました。

 

 「S級に上がる前に肉離れをやってしまって、S級に上がったころはよくなかったんですが、 ここにきてS級にもだんだん慣れてきました。でも、成績は全然ダメですね…」

 昇級後は準決勝に3回乗っていますが、いずれも9着。上位陣との差を感じている様子でした。

 「持ち味ですか?ダッシュタイプですね。地脚はあまりないです。 位置取りには、あまりこだわりません。前からなら、捲りかカマシ。後ろ攻めなら、押さえ先行もやります。 とにかく、自力で力を出し切るレースをしたいですね」

 前検日のデータを見ると、決まり手は『逃:0 捲:4 差:0 ク:0 BK:4』。これについて… 。

 「最近バック本数が少ないんですよ。今、4本しかないですからね…。 10本くらいは付けたいですね!」

 現状は「捲りが強い」という印象がある鈴木選手ですが、今後は先行策でも結果を出してくれそうです。 来期はA級となりますが、またすぐにS級に戻って、上のクラスで存分にスピードを見せてほしいものです。

 

 

 最後にもう一人。今節、実況していて、一番印象に残っているのが、準決勝C。 大いに地元ファンを沸かせてくれたのが、柴崎俊光選手(三重・91期)

 

             

 

 昨年に続いての地元記念参戦でしたが、昨年とは雲泥の差!昨年は一次予選スタートでしたが、 今年は選抜スタート。しかも、もうちょっとで特選スタートだったのです。

 「(競走得点が)28番手なんですよ…(上位27名が特選スタート)。 特選には0.02点足りませんでした」

 少し(かなり?)残念そうな面も見えた前検定日でしたが、表情は至って明るいもの。 上位選手との差も縮まって、成績も上がってきました。前期にA級落ちを経験していますが、これが大きな原動力となっているようです。

 「前期にA級に落ちたのは、いい勉強になりましたよ。 A級戦では人気になりましたけど、『人気に応えなければいけない』というプレッシャーに打ち勝っていく精神面が鍛えられました。 脚よりも、精神面の成長が大きいんじゃないですかね

 

 元々ダッシュ、スピードには定評のある柴崎選手ですが、 近況は押さえ先行でもある程度粘り込むレースも見せています。練習環境は申し分ないだけに、 精神面とともに、その辺りの脚も付いてきたように見えます。現に、二次予選Bでは、押さえ先行から僅差の3着に粘っていました(3着なので、 決まり手は付きませんが…)。

 準決勝Cでは、藤田竜矢選手(埼玉・88期)の先行を4番手から捲って、 決勝はそこまで見えていました。が、そこは記念競輪。一流選手は、そう易々とは許してくれません。格上位の諸橋愛選手(新潟・79期) がきっちり差し切って1着。柴崎選手は2着で、順位決定A回りに。記念初優出、そして初の兄弟連係はお預けとなりましたが、 それらは遠いものではないことを感じさせるシリーズではなかったかと思います。

 

 

 さて、記念も終わって、次節からは再びナイター開催です。これからはグッと冷え込む季節。場内には、 大型ハロゲンヒーターのような暖房も用意されますが、どうぞ防寒対策をしっかりなさって、本場で熱くなってください。 皆さまのお越しをお待ちしています。


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